Nicolas Poussin(ニコラ・プッサン)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Nicolas Poussinの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ニコラ・プッサンは17世紀中頃にフランス、イタリアで活躍した画家です。神話や理想的風景画など古典世界を主題に、正確な形態と秩序ある構図にもとづく荘厳な作風を展開してフランスの古典主義美術を確立し、19世紀にいたるまでアカデミーの規範として仰がれました。近代になっても、セザンヌやバルテュスなど多くの画家に影響を与えています。
このページの目次
2.Nicolas Poussinという絵画作家について
ニコラ・プッサンは、歴史や宗教、神話といった主題を、詩学や修辞学などに依拠した深い思想を背景として練り上げた独自の物語叙述の方法によって描き出しました。構図や登場人物の表情に至るまで入念に構想されたプッサンの厳格な物語画は、フランス古典主義美術の規範となっています。画業後半には、理想的な風景を背景に、神話や歴史の人物を配した風景画にも取り組んでいます。
3.Nicolas Poussinの絵画作家についての経歴など
ニコラ・プッサンは、1594年にノルマンディー地方のヴィレ村に生まれ、パリで修行をした後に1624年にはローマへ拠点を移しています。当時教皇の甥であったフランチェスコ・バルベリーニ枢機卿らのパトロンに恵まれ、制作においては思想家のカッシアーノ・ダル・ポッツォから影響を受けています。故国での評判が高まり、1640年から宮廷画家を務めますが、わずか2年でローマへ帰還しました。晩年は身体的な衰えに悩まされつつも制作を続け、1665年に亡くなりました。
4.Nicolas Poussinの絵画代表作品とは
- ゲルマニクスの死(1627年)
- マナの収集(1639年)
- アルカディアの牧人たち(1639年)
- 七つの秘跡(1644年~1648年)
- 四季連作(1660年~1664年)
5.Nicolas Poussinの絵画作品の買取査定ポイントを解説
ニコラ・プッサンの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かることは査定のポイントになります。プッサンは私的な注文による中型サイズの作品を多く残していますが、そのなかでもよりサイズが大きいものほど、また素描よりも油彩画などの方が高額で取引される傾向にあります。画題や出来栄え、欠けやシミや破れなどが無いかどうかも査定の基準となります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- ニコラ・プッサンの真作であること
- 来歴、出品歴、掲載歴が分かるかどうか
- 材質、媒体はなにか
- 出来栄えが良いか
- 状態は良いか
- サイズはどのくらいか
6.Nicolas Poussinの絵画作品の取引相場や参考価格
ニコラ・プッサン作品の買取価格が国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることはほとんどありませんが、海外のオークションには素描などを含めるとしばしば出品があります。2008年にニューヨークのサザビーズに出品された『ユピテルとアンティオぺ』は、51.5cm×66.7cmの小ぶりな神話画ですが、95万9,400ドル、日本円で約1億円で落札されています。また、宗教画の構想を描いた15.5cm×17.3cmの小さな素描が1万7,500ポンド、日本円で約210万円で落札され、プッサンの風景画にもとづく優れた模写で67.8cm×91.8cmの2枚組が1万1,875ポンド、日本円で約160万円で落札されるなど、習作や模写でもプッサンの関連作品は高額で取引されているようです。
7.Nicolas Poussinの絵画作品の買取についてのまとめ
ニコラ・プッサンは、17世紀のバロック美術を代表する画家として、アカデミーの美学の規範となるだけでなく、近代以降の画家たちにも大きな影響を与えたフランス美術史の巨人です。その油彩画完成作は220作品から260作品程と決して多くはなく、オークションなどに登場するのは稀ですが、関連の素描や模写であっても積極的に高値で取引されている大変重要な画家です。
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