楢原 健三(ならはら けんぞう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.楢原 健三の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

楢原健三は20世紀に活躍した日本を代表する洋画家です。大まかに対象をとらえる筆づかいからは熟練した技術を感じることができます。日本のみならず海外の風景も主題として取り組みました。市場で売買が行われている作品も風景画がほとんどを占めます。本人の作品であれば時には10万円以上の価格で取引されていることもあります。真作かつ状態の良いものは高額査定が期待できるでしょう。

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2.楢原 健三という絵画作家について

風景画を多く残しましたが、人物画やフランスやイタリアの景色を描いた作品もあります。日本の風景を描いた作品の中では花火や夜の港など、夜空にきらめく光の描写を追求した作品もあります。日本芸術院賞を受賞したのも『漁港夜景』という作品でした。大胆な筆致で光と形をとらえた作品は、温かみにあふれ、見る人の記憶に訴えかけてくるような魅力があります。楢原は日展や示現会で作品を発表し画壇でも高く評価され、現在のマーケットでも安定した評価を得ています。練馬区美術館などに作品が収められているほか、油絵技法書や作品集も出版されています。

3.楢原 健三の絵画作家についての経歴など

楢原健三は1907年に東京市赤坂区に生まれました。東京美術学校(現在の東京藝術大学)油画科入学後、藤島武二に師事しました。在学中の1930年に『数寄屋橋風景』で帝展にて初入選を果たします。1933年に東京美術学校を卒業、1946年に第1回日展に入選。その後は日展や示現会を中心に活躍しました。1958年には日展会員となり、1981年に日本芸術院賞受賞。1988年に日本芸術院会員となりました。1993年には勲三等瑞宝章受章。1999年没。

4.楢原 健三の絵画代表作品とは

  • 鎧戸の前(1952年)
  • 波紋(ヴェネツィアにて)(1992年)
  • 花と塔(1994年)

5.楢原 健三の絵画作品の買取査定ポイントを解説

まずは本人による作であることが最も重要視されます。証明書や鑑定書があるか、来歴(入手経路や過去の持ち主など)がはっきりしていることも査定のポイントとなります。画面に汚れやシミがなく退色が少ないなど、作品の状態が良好な場合や付属の箱がある場合には、さらに査定額が高まる可能性があるでしょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 本人の作品か(鑑定書や証明書はあるか)
  • 保存状態は良好か(作品にダメージがないか)
  • サインがあるか
  • 作品の号数

6.楢原 健三の絵画作品の取引相場や参考価格

楢原健三の真筆とされる作品は、インターネットのオークションでもたびたび出品されており、10万円を超える価格で落札されたこともあります。例えば真作保証のついた『長崎風景』という作品は、ヤフーオークションで過去に10万9,085円で落札されました。こちらは大きさが8号程度で、画面サイズ45cm×53cm、額サイズ64cm×71.5cmの、キャンバスに油彩で描かれた作品です。画面左下にサインがあるほか、作品裏面にも、題名の表記と署名が確認でき、状態も概ね良好なものでした。作品の価格は号数にも影響されますが、状態の良いものや鑑定書がある場合には取引額が高まる傾向にあります。

7.楢原 健三の絵画作品の買取についてのまとめ

楢原健三は風景描写に定評がある作家です。残された作品の数々からは、楢原が日本のみならず海外の地も訪れ、目にした光景に深い興味を抱きながら、その印象を丁寧に描き残そうとしていたことが伝わってきます。画家の真摯な眼差しが感じ取れる、みずみずしさを湛えた風景画は現代でも人気があります。状態の良い真作であれば、驚くような高値がつくことも考えられるでしょう。楢原健三の作品をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

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