中尾 英武(なかお ひでたけ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.中尾 英武の作品を売りたいお客様へ

中尾英武は京都府丹波市出身の日本画家です。1969年の初入選後、日展に入選、入賞を重ね、2014年からは会員として活躍するとともに、地元の美術振興などにも努めています。日展出品作の女性像だけでなく、雄大な山々や海の景色を爽やかな色彩で描く風景画も得意とし、画廊やオークションで取り扱われています。

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2.中尾 英武についての解説

中尾英武は、独特の社会風俗画や障壁画などで多彩に活躍した日本画家・堂本印象が主催した画塾東丘社にて日本画を学びました。師・印象の画風を受け継いだような当世風の女性像や、静物と女性のモンタージュ的構図を得意とし、日展で入選を重ねるとともに、風景画も数多く描いています。父である山本茂斗萌に続いて故郷の丹羽市における美術文化の振興にも尽くしています。

3.中尾 英武の歴史

中尾英武は、1948年に丹波市柏原町にて日本画家の山本茂斗萌を父として生まれました。1967年に京都市立美術大学日本画科を卒業し、堂本印象が主催する画塾東丘社に入塾しました。1969年に日展に初入選してから、同展にて特選は2回、入選30回を数え、日春賞、奨励賞を受賞しています。2014年からは日展会員として活躍しています。

4.中尾 英武の代表作

  • 道祖神と私(2014年)
  • 舞妓
  • 夜店

5.中尾 英武の作品の買取査定ポイント

中尾英武作品の買取査定では、画家の真作であるかどうかがまずは重要となります。署名や落款、付属の箱書きの記載などを確認できると良いでしょう。サイズが大きいものほど高額査定が期待できます。本紙にヤケやシミ、虫食いがないか、額装に欠けがないかといった保存状態も重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 署名や落款が確認できるか
  • 箱書きに記載があるか
  • 保存状態は良いか
  • 来歴や出品歴が分かるかどうか
  • 額などの付属品はついているか

6.中尾 英武の作品の取引相場価格

中尾英武の作品は、日展に出品されるような女性像よりも、山々や海を描いた穏和な風景画が画廊やオークションで取引される機会が多いようです。2011年のオークションでは、いずれも約41cm×53cmの風景画『高原の道』や『岬』、あるいは『猫と少女』が最低価格3万円にて出品されました。『新緑の頃』と題されたサイズが41cm×53cmの風景画が15万円で販売されている事例もあります。買取においても、真作であることや画題などで数万円以上の高値が付く可能性が期待できるでしょう。

7.中尾 英武の作品の買取についてのまとめ

中尾英武は、山本茂斗萌を父に持ち、堂本印象を師として、主に日展で活躍する実力派日本画家です。日展にはスタイリッシュな女性像を出展し入選や受賞を重ねる一方で、小ぶりで穏和な風景画作品も精力的に制作し、後者はしばしばオークションなどで取引されています。中尾英武の作品をご家庭にお持ちでしたら、一度査定のご相談をお寄せください。

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