中島千波作『笹舟椿』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.中島千波作『笹舟椿』を売りたいお客様へ

中島千波は人物画や花鳥画を得意として昭和後期から活躍している日本画家です。本物より本物らしく描くという四季折々の花々は生き生きと額の中で咲き誇っており、中でもあざやかな色彩で椿を描いた作品は人気が高くなっています。

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2.中島千波作『笹舟椿』についての解説

中島千波は桜を中心として牡丹や椿などさまざまな花を題材に数多くの作品を描いています。その中で『笹舟椿』は「笹舟」という種類の椿を題材として描かれ、まだ寒い季節に春の訪れを感じさせる作品となっています。額装された紙本彩色の日本画で、本紙が縦41.0cm×横53.2cm、額が縦62.6cm×横74.9cm×厚さ6.5cmの寸法となります。他にも椿を描いた作品があり、リトグラフやシルクスクリーンなども市場に出回っています。おぶせミュージアム・中島千波館にも数点の椿の作品が収蔵されています。

3.中島千波作『笹舟椿』の作品の特徴について

『笹舟椿』は黒い背景に笹舟椿の花の赤と葉の緑のコントラストが映える作品です。右下から画面いっぱいに広がった一枝に小輪の赤い椿の花が4つ咲き、細長い笹のような葉が折り重なっています。少し黄みがかった銀朱色の赤い花は一重で6枚の花びらが見られ、おしべの白い軸と花粉の黄色が中心にあり、ガクまで細かく描かれています。花は左上、左下、右上、正面の右上を向いて描かれ、切りそろえられていない自然な枝の様子が見られます。すぐに花が落ちる椿らしく、すでに花が落ちめしべとガクだけが残っているところもあります。濃い緑の葉には虫食いや葉脈が細かく描かれており、その裏は薄い裏葉色です。黒い背景にあざやかな椿が浮き立つようで、暗い冬が終わりを告げ、待ち望んだ春を感じさせるかのようです。

4.中島千波作『笹舟椿』の買取相場価格について

中島千波は笹舟をはじめとした種類の異なる椿をモチーフにした作品を数点描いており、その人気の高さから版画や模写の作品がネットオークションや市場で取引される可能性が高いといえます。真作の数点はおぶせミュージアム・中島千波館にも収蔵されています。この紙本彩色の日本画『笹舟椿』がオークションで落札された実例については、サイズが縦41cm×横53cmほどの作品が、その貴重性からか720,000円もの価格で落札されました。オークション主催者側の落札予想価格は600,000円から1,000,000円とのことで、真作であれば720,000円前後の高額な査定も期待できます。

5.中島千波作『笹舟椿』についてのまとめ

生き生きとした筆遣いで春を告げる椿の一枝を描いた中島千波の『笹舟椿』は、千波の作品の中でも希少性が高く、真作であれば数十万円の高額査定の可能性があります。このような千波の作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。