長山 孔寅(ながやま こういん)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.長山 孔寅の作品を売りたいお客様へ

長山孔寅は、江戸時代後期に活躍した四条派の絵師で狂歌師です。人物画や花鳥画を得意としていました。孔寅の作品はボストン美術館や大英博物館、秋田市立千秋美術館などの数々の国内外の公的機関に収蔵されるほど高く評価されており、査定時に高額な査定額を提示される可能性があります。

このページの目次

2.長山 孔寅についての解説

長山孔寅は秋田の那波呉服店に勤めていた20歳の頃に、藩校に来ていた儒学者の村瀬栲亭に紹介を受け京都に上り、呉春に師事します。この京都時代で制作した作品はあまり残っていませんが、松村景文、岡本豊彦などと「呉門十哲」と呼ばれるほど世に認められていました。後には数々の狂歌本の挿絵を描き、戯作本を書くなど、大坂の芸文界でも高い評価を得ていました。

3.長山 孔寅の歴史

長山孔寅は、1765年に出羽国(現在の秋田県)で生まれ、幼い頃は丁稚奉公をしていました。通称は源七(郎)のちに紅園、字は子亮、別号に五嶺、牧斎とあり、狂歌名は三条茂佐彦といいました。20代前半に上京して呉春門下で画を学び、呉春と合作した作品も残されています。1801年頃から大坂で活躍するようになり、四条派の写生の画風を大坂に広めました。さらに鶴廼屋乎佐丸に狂歌を学んで狂歌師としても活躍するようになり、大坂で出版された狂歌本にも数多くの挿絵を描いています。戯作『勧善懲悪 貪着物語』を三条茂佐彦の名で出版するなど晩年に至るまで活躍し、1849年に85歳で生涯を閉じました。

4.長山 孔寅の代表作

  • 西王母図
  • 大黒恵比寿図

5.長山 孔寅の作品の買取査定ポイント

長山孔寅の作品は市場にはあまり出回っていませんが、秋田県には数多く残っているといわれています。長山孔寅の日本画の肉筆画は人気があり、保存状態がよい真作保証された作品であれば高額の査定になることが予想されます。

代表的な査定ポイント
  • 肉筆の日本画か
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 作品の保存状態は良好か
  • 落款や共箱、共シールはあるか

6.長山 孔寅の作品の取引相場価格

長山孔寅の作品は真贋不明の作品が多い傾向にあります。ネットオークションでは真作保証された絹本の『西王母像図』が40,067円の価格で落札されました。サイズは本紙が縦108cm×横48cm、全体が縦195cm×横61cmで、掛軸として装幀された日本画作品です。シミがあり経年劣化が見られる状態の作品のため、落札価格が低くなっているようです。保存状態のよい真作であれば、高額な取引も期待できます。

7.長山 孔寅の作品の買取についてのまとめ

長山孔寅は、四条派の画家としてさまざまな日本画を描きました。オークションなどでは入札数も多く人気が高い画家です。真作の日本画はなかなか出回らず、市場に出ることが期待されています。一度お手元の長山孔寅の作品を確認していただき、査定されてみてはいかがでしょうか。

その他の絵画について