永瀬 義郎(ながせ よしろう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.永瀬 義郎の作品を売りたいお客様へ

永瀬義郎は独創的な版画技法を産み出した画家で1977年には勲四等瑞宝章を受章しています。版画だけではなく油絵作品も手掛けており、濃淡による表現が優れている画家として人気です。、生涯において母と子、家族といった母性を感じるモチーフを取り上げた作品を制作しています。柔和な印象の作品群は現在でも多くの方に愛されており、高値での取引を期待することができます。

このページの目次

2.永瀬 義郎についての解説

永瀬義郎は、晩年に自身で築きあげた独創的な版画技法を用いた作品が特徴的な画家です。当時の版画と言えば平面的な作品が主流であったのに対し、従来のシルクスクリーンに改良を加えた「ナガセプリント73」という独自に編み出した技法により、油彩に近い表現を得た作品を作り上げています。濃淡により遠近感のある作品は、新しい発色を産み出したことによる奥深さのあるものとなっています。

3.永瀬 義郎の歴史

永瀬義郎は1891年に茨城県に誕生します。中学時代に絵画に興味を抱き、本格的に画家を志すようになります。1916年に日本版画倶楽部第一回展にて『抱擁』という作品を出品、1927年には帝国美術院展にて『髪』が入選を果たします。また1923年には春陽会展にて受賞し、フランス遊学にて感が研究を行います。1936年には帰国し、展覧会を開催、その後も版画会や光風会、日展などにて作品を出品するなど精力的に活動を行います。1973年、83歳で自身で編み出した新しい版画技法「ナガセプリント73」を創り出し、『新・童話の世界』『瞑想』『みつめる』など、母と子や家族をテーマにした秀作を生み出し続けます。1977年には勲四等瑞宝章を受章、翌年直腸がんのため87歳にて死去。

4.永瀬 義郎の代表作

  • 歓喜(1957年)

5.永瀬 義郎の作品の買取査定ポイント

永瀬義郎の作品の買取査定ポイントは保存状態にあります。版画作品も多く、シミや折れが目立ちやすくなっています。一般的に、保存状態の良い作品は査定額が高くなりやすいので、査定を依頼する際には状態がさらに悪化してしまわないよう、新たなシミや折れ、破れなどに注意して保管し査定を依頼すると良いでしょう。また版画の場合は、裏に作品番号の記載等があると、より高額な査定が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 作品のコンディション
  • 永瀬義郎の真作であるか
  • 付属品の有無
  • 作品の技法
  • 作品のサイズ

6.永瀬 義郎の作品の取引相場価格

永瀬義郎の作品は画廊でもほとんどの作品が売約済みになるなど人気が高いです。販売額としては、『女体に咲く花』という額寸65.5cm×72.5cm、イメージサイズ41cm×48.5cmの作品が85,000円となっています。また2019年には永瀬義郎の没後40年を記念した作品展が開催されるなど、現在でも注目を高めている画家の1人ですので高額査定が期待できます。

7.永瀬 義郎の作品の買取についてのまとめ

永瀬義郎は「ナガセプリント73」と呼ばれる新しい版画技法を産み出した画家としても知られています。その作品はオリジナルの発色により、従来の版画とは異なった作品として多くの方に愛されています。永瀬寄義郎の作品をお持ちの方はぜひ一度、査定を行ってみてはいかがでしょうか。

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