宮本三郎作『寝たる裸婦』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.宮本三郎作『寝たる裸婦』を売りたいお客様へ

宮本三郎は昭和期に人物画や戦争画を得意として活躍した洋画家です。なかでもなにげない室内風景における裸婦や女優、歌手などの女性像が特徴的で、晩年には花と裸婦を組み合わせた豪華絢爛な作品を残しており、『寝たる裸婦』などをはじめ、裸婦を主題とした作品群は代表作としても人気が高くなっています。

このページの目次

2.宮本三郎作『寝たる裸婦』についての解説

宮本三郎が描く『寝たる裸婦』は、膝を立てて座っている裸婦を正面からとらえてキャンバスに描いた油彩画で、1947年から1948年頃の作品です。『寝たる裸婦』の他にも立ち姿や寝姿、複数の人、花と組み合わせたものなどさまざまな構成の裸婦作品があり、油彩画を中心に裸婦の作品が市場に出回っています。多様な表現技法を用いることと描写力に定評のある宮本の裸婦シリーズの作品はさまざまな画風で残されており、宮本の名前を冠した世田谷の宮本三郎記念美術館や小松市立宮本三郎美術館にも収蔵されています。

3.宮本三郎作『寝たる裸婦』の作品の特徴について

『寝たる裸婦』は、どこかの一室で右膝を立てて椅子に座る女性が画面全体に描かれています。服の皺や体の肉付きや筋肉、骨格に至るまではっきりと描かれており、女性は化粧をしているようで、目は正面を見据え、細い眉に赤いくちびる、ウェーブのかかった黒髪はカチューシャで後ろに抑えられています。女性は床まで届く長く白いガウンを羽織っており、その間から豊満な肉体が見えます。少し右に肩を傾け、右手は右足首を引き寄せるように抑え、左手は太ももの横に下ろされています。女性の背景には朱色に白い花模様のような壁紙か衝立があり、手前に薄いピンクのカーテンのような布がかけられています。女性の左側には赤と黒と白で配色された丸いクッションが置かれ、画面の右側は黄色い壁のようです。女性の息づかいが感じられるような作品となっています。

4.宮本三郎作『寝たる裸婦』の買取相場価格について

宮本三郎は裸婦など女性をモチーフにした作品も数多く描いており、その人気の高さからネットオークションや市場で取引されることが多くなっています。オークションで落札された実例については、キャンバスの油彩画で、サイズが縦41cm×横32cmの裸婦シリーズの作品が、2,100万円もの価格で落札されました。オークション主催者側の落札予想価格は2100万円から2,500万円とのことで、真作であれば2,100万円前後の高額な査定も期待できるでしょう。

5.宮本三郎作『寝たる裸婦』についてのまとめ

多様な筆触を描き分ける描写力で女性を描いた宮本三郎の『寝たる裸婦』は、宮本の作品の中でも人気が高い裸婦シリーズの作品で、真作であれば数百万から数千万円の高額査定の可能性があります。このような宮本の作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。