Mikhail Larionov(ミハイル・ラリオーノフ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.ミハイル・ラリオーノフの作品を売りたいお客様へ

ミハイル・ラリオーノフはロシア出身のロシア・アヴァンギャルドやフランスで活躍した画家です。革命以前のモスクワにおける前衛美術運動の中心的存在として知られています。時代によって作風が大きく変化した画家であり、ロシア美術館やトレチャコフ美術館をはじめとする公的機関に作品が収蔵されているなど高く評価されているため、買取額も高値になる可能性があります。

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2.ミハイル・ラリオーノフについての解説

ミハイル・ラリオーノフは、印象派や後期印象派の作風や、「ダイヤのジャック」と「ロバのしっぽ」などのネオプリミティヴィスムを基盤とした2つの芸術家グループを結成して、ロシア伝統の素朴な絵画への回帰を目指した作風の絵を残しています。さらにレイヨニスム(光線主義)を提唱し、光を描くことを中心に光線による画面構成を行った作品を発表してロシア初の抽象画家となるなど、描いた年代によってさまざまな画風の作品を残しています。

3.ミハイル・ラリオーノフの歴史

ミハイル・ラリオーノフは1881年にロシアのティラスポリ(現在のモルドバ共和国)に生まれました。1898年にモスクワ芸術学校でイサーク・レヴィタンとヴァレンティン・セローフに師事し、絵を学びます。1902年から印象派の画風で描くようになり、1906年にパリを訪問した後に後期印象派に転向し、その後さらにネオプリミティヴィスムの画風に転向します。1908年にはモスクワの金羊毛展に出品し、1911年にモスクワで1日限りの個展を開き、1913年にレイヨニズムを創出します。ロシア革命後はフランスで過ごし、バレエ・リュッスの舞台装置や衣裳のデザインも手がけるなどしますが、1964年に82歳でフォントネー=オー=ローズにおいて死去しました。

4.ミハイル・ラリオーノフの代表作

  • 休息する兵士(1911年)

5.ミハイル・ラリオーノフの作品の買取査定ポイント

ミハイル・ラリオーノフの作品は、保存状態が良好であるかが高額査定の重要なポイントです。年代によってさまざまな作風が見られるため、ラリオーノフ本人作を証明する鑑定書が付属されている作品であれば、査定額が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書が付属しているか
  • 作品の保存状態は良好か
  • ラリオーノフのサインなどはあるか
  • 作品の出来栄えが良いか

6.ミハイル・ラリオーノフの作品の取引相場価格

ミハイル・ラリオーノフの作品は国内の画廊やオークションに出回ることはほとんどありませんが、海外のオークションには出品されることがあり、1915年の無題の作品が、7,080米ドル(約77万円)もの価格で落札されました。サイズが縦23cm×横15cmの水彩画作品です。オークション主催会社の予想価格は3,000米ドル~4,000米ドルなので、保存状態がよいラリオーノフの絵画作品であれば、高額査定が期待できるでしょう。

7.ミハイル・ラリオーノフの作品の買取についてのまとめ

ミハイル・ラリオーノフはロシア・アヴァンギャルドの画家としてさまざまな作風の絵を描いて活躍しました。当時からその才能は高く評価されており、現在ではラリオーノフの絵画作品は貴重なものとなっているため、高値での買取が想定されますので、一度査定されてみてはいかがでしょうか。