三上 誠(みかみ まこと)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.三上 誠の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

三上誠は、荒縄や段ボール、木片などを画面に貼り付けた作品や、己の肉体をモチーフに独自の宇宙観を表現した作品など、まったく新しい日本画の傑作を数多く生み出しました。日本画に革命を起こしたともいえるその作品の人気は高く、期待以上の高額取引となる可能性もあります。

このページの目次

2.三上 誠という絵画作家について

三上誠は、日本画の革新を目指して前衛グループ「パンリアル美術協会」を結成し、その中心人物として日本画の新たな表現に挑みました。対象をデフォルメしたシュルレアリスム風なものから素材の感触を重視した抽象的なものまで、画風をさまざまに変化させ、さらには、自身の肺結核の治療のための東洋医学にインスピレーションを得た独自の画風に至っています。

3.三上 誠の絵画作家についての経歴など

三上誠は1919年に大阪市に生まれ、福井市で育ちました。1942年に京都市立絵画専門学校日本画科を卒業すると、革新的な作品を次々に展覧会に出展し、画壇に旋風を巻き起こします。しかし肺結核が悪化し、1952年、33歳の時に肋骨を11本も切除する大手術を受け、療養のために福井に帰郷しました。その後、1954年まで活動を中断し、治療に専念します。1955年、36歳で制作活動を再開し、内臓のようにも見える植物的なモチーフが印象的な傑作『胸のはな』を、パンリアル第1回東京展に出展しました。精力的に制作を続けるかたわら、1958年から1970年まで福井大学学芸部で後進の指導にも情熱を注いでいます。1972年、肺結核の再発により享年52歳で逝去しました。

4.三上 誠の絵画代表作品とは

  • F市曼荼羅(1950年)
  • 胸のはな(1955年)
  • 灸点万華鏡1~4(1966年)
  • 経路輪廻シリーズ(1967年頃)

5.三上 誠の絵画作品の買取査定ポイントを解説

三上誠の日本画は、東京国立近代美術館をはじめ多くの美術館、博物館に収蔵されていることもあり、現在、市場に流通する作品数は極めて少ない状況です。そのため、真作の価値は非常に高いといえます。正式な鑑定書などが付いている場合は、高額買取となる可能性が高まります。また、一般的に、傷やシミなどがなく作品の保存状態が良い場合や額やタトウ箱などの付属品が揃っている場合は、査定額の上乗せが期待できます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 正式な鑑定書がついているか
  • 作品の保存状態は良好か
  • 付属品は揃っているか
  • 作品の大きさはどうか

6.三上 誠の絵画作品の取引相場や参考価格

現在、三上誠の日本画は、オークションサイトなどで流通する機会は非常に少なく、作品の希少価値がますます高まっています。画廊で販売されている作品もすでに売約済みであることが多く、例えば、『経路、輪廻』という紙に顔料などで描かれた作品や、『かきつばた』という水彩画などが売約済みとなっています、さらに、『花』、そして『花一輪』という紙に鉛筆で描かれた作品もすでに売約済みとなっており、三上の作品世界に集まる高い支持がうかがえます。このように希少価値の高い真作の日本画であれば、高額での取引も期待できるといえるでしょう。

7.三上 誠の絵画作品の買取についてのまとめ

日本画の革新を目指すという三上誠の挑戦の人生は、肺結核という病との闘いの人生でもありました。過酷な闘病の日々さえも制作の糧とし、三上は、誰も到達したことのない芸術の高みにまで至っているのです。崇高な気迫さえ感じられるその作品は、現在、多くの熱烈なファンに求められています。お手元に三上誠の作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをおすすめします。

その他の絵画について