丸木 俊(まるき とし)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.丸木 俊の作品を売りたいお客様へ

丸木俊は、日本画家である夫・丸木位里とともに原爆の絵を描き続け、世界的に評価を得ている画家です。モスクワ留学や数度にわたるヨーロッパスケッチ旅行など広く世界で活動しつつ、戦争の悲惨さを描いた作品を作り続けました。ノーベル平和賞の候補にあがったとも言われる丸木俊の作品は、査定でも高値が提示されています。

このページの目次

2.丸木 俊についての解説

丸木俊は、女子美術専門学校で洋画を学びモスクワ滞在を経ながら二科展で入選を重ねるなど活躍します。日本画家の丸木位里と結婚後、位里の出身地・広島に原爆が投下されます。救援活動を通じて悲劇を目の当たりにすると、以後30年にわたって位里とともに原爆の絵を描き、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴え続けました。その間も展覧会への出品、個展の開催、絵本の挿絵の制作など精力的に活動しました。いわさきちひろを指導し、影響を与えたことでも知られています。晩年にはノーベル平和賞の候補となっていたとされ、美術界に留まらない評価を得ています。

3.丸木 俊の歴史

丸木俊は、1912年に北海道に生まれます。旧姓は赤松。1929年に上京し、女子美術専門学校師範科西洋画部へ入学します。1939年に初個展を開催、また、第26回二科展で『白樺の林』が入選、その後も入選を重ねます。1941年に日本画家の丸木位里と結婚。1945年に位里の出身地・広島に原爆が投下されると、広島で救援活動を行いますが、その時に原爆・戦争の悲惨を目撃します。これをきっかけに、位里とともに原爆の絵を描き始め、1950年に共同制作の『八月六日』を発表、以後30年以上にわたり連作『原爆の図』を発表し続け、1967年に原爆の図丸木美術館を開館します。1987年には沖縄に滞在し『沖縄戦読谷三部作』を位里とともに制作。1995年にはノーベル平和賞にノミネートされます。2000年に87歳で亡くなりました。

4.丸木 俊の代表作

  • 白樺の林(1939年)
  • 八月六日(共同制作1950年)
  • クレムリン(1962年)
  • 沖縄戦読谷三部作(共同制作1987年)

5.丸木 俊の作品の買取査定ポイント

丸木俊は、夫・位里との共同制作による作品群が有名ですが、個人でも多くの作品を残しています。デッサンを含む丸木俊の絵画は人気があるため、高値で取引されています。買取査定では、本人のサインなど、真作であることが確認できることが重要なポイントです。正式な鑑定書なども真作の保証になります。

代表的な査定ポイント
  • 丸木俊本人のサイン
  • 鑑定書がついているか
  • 作品の大きさ
  • 保存状態が良いか

6.丸木 俊の作品の取引相場価格

作品が真作であれば、丸木俊の作品は高値で取引される傾向にあります。丸木俊の油彩画『モスクワ風景』は、59,900円で落札されています。作品の大きさは、縦27cm、横35cm、額装サイズは縦39.2cm、横46.7cmです。経年による劣化などがあるためこの価格ですが、作品の状態が良いものであれば、さらなる高値も期待できます。

7.丸木 俊の作品の買取についてのまとめ

丸木俊は、夫・位里とともに戦争の悲惨さと平和を訴える数々の大作を世に出しました。一方で個人でも多くの作品を描き、展覧会では入選を重ねました。個展の開催や海外へのスケッチ旅行も精力的に行い、世界的に高い評価を受けています。丸木俊の作品をお持ちでしたら、思わぬ高額査定も期待できるので是非査定をご検討ください。

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