Marie Laurencin(マリー・ローランサン)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Marie Laurencinの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
マリー・ローランサンは、20世紀前半に活躍したフランス人画家です。憂いを含んだ瞳の妖精のような女性像をパステルカラーのリズミカルな色面構成で描き出した彼女の作品は、フォービスムやキュビスムなど同時代の流行とは一線を画す個性で人々を魅了しました。詩作や舞台芸術、挿絵などにも取り組み、二つの大戦間の「狂乱の時代」のパリを代表する画家の一人として高く評価されています。
このページの目次
2.Marie Laurencinという絵画作家について
マリー・ローランサンは、当時流行したフォーヴィスムやキュビスムの影響を受けながら、エコール・ド・パリを代表する作家として徐々に自己の様式を確立していきました。淡い色彩とかすんだ輪郭線を用いて女性たちを妖精(ニンフ)のように描いたローランサンの作風は、ニンフィズムとも呼ばれ、当時のいかなる潮流からも距離を置く独自の芸術としてフランス近代美術の一幕を彩っています。
3.Marie Laurencinの絵画作家についての経歴など
マリー・ローランサンは、1883年にパリでお針子をしていた母の下に生まれました。高校を卒業すると画家を目指してアカデミー・アンベールに通い、ジョルジュ・ブラックやフランシス・ピカビアに出会います。1907年アンデパンダン展へ初出品した頃に、パブロ・ピカソや詩人ギョーム・アポリネールと知り合いますが、同詩人との激しい恋愛はよく知られています。1914年、ドイツ人男爵と結婚後スペインへ亡命しますが、1920年には離婚、パリへ戻りました。以後は、上流の女性たちからの肖像画の注文制作や舞台芸術などに注力し、1956年に心臓発作で亡くなりました。
4.Marie Laurencinの絵画代表作品とは
- アポリネールとその友人たち(1909年)
- 二人の少女(1915年)
- スペインの踊り子たち(1921年)
- シャネル嬢の肖像(1923年)
- 三人の若い女(1953年頃)
5.Marie Laurencinの絵画作品の買取査定ポイントを解説
マリー・ローランサンの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかどうかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると評価の助けとなります。サイズが大きいものほど、また、素描や習作、版画よりも念入りに描かれた水彩画や油彩画が高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄えによっても評価額は異なるでしょう。欠けやシミ、カビなどが無いかどうかも評価の基準となります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 画家の真作であるかどうか
- 制作された技法、媒体は何か
- サイズが大きいかどうか
- 状態が良いか
- 来歴や出品歴が分かるかどうか
6.Marie Laurencinの絵画作品の取引相場や参考価格
マリー・ローランサンの作品は国内でも人気があり、画廊やネットオークションで頻繁に取引がありますが、油彩画の買取価格はほとんど公開されていません。2019年3月のネットオークションでは、限定100部のローランサンらしい女性を描いたリトグラフ(42.2cm×30.7cm)が、サイン入り、73.0cm×60.4cmの額とタトウ付きで8万3,800円で落札されています。クリスティーズのオークションに2010年に出品された女性の肖像画(100.3cm×120cm)は、60万2,500ドル(約6,500万円)で落札されました。
7.Marie Laurencinの絵画作品の買取についてのまとめ
マリー・ローランサンは、ひと目見たら忘れられない優雅でセンチメンタルな画風によって、男性画家が多勢を占めるモダン・アートの歴史に華を添えています。日本国内にもファンが多く、査定業者も積極的に買取を希望する画家ですので、技法や状態によっては高額な査定も期待できます。マリー・ローランサンの作品をお持ちの方はぜひご相談ください。
その他の絵画について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。