マナブ 間部(まなぶ まべ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.マナブ 間部の作品を売りたいお客様へ

マナブ間部は日系ブラジル人画家です。強い色彩の抽象画を得意としました。その抽象画を指して「ブラジルのピカソ」と呼ばれたこともあります。1959年サンパウロビエンナーレで国内最高賞を受賞し、その後も大きな美術展で入賞を重ね、世界的に有名なアーティストになりました。生まれは熊本県ということから、日本国内でも個展を多数開催しており、人気があります。

このページの目次

2.マナブ 間部についての解説

マナブ間部は、初め、コーヒー農園で働きながら絵を描きました。初めは石油で絵の具を解き、独学で油画を描いていたといいます。初期には遠近法を用いた再現描写を試みましたが、1950年代に入ると具象表現でありながら、単純な幾何学的色面に対象を分解し、再構成する作風へと展開していきました。1960年代には、抽象的作風へと移行し、明快な色彩を使用し、大胆な構図で表現しています。

3.マナブ 間部の歴史

1924年熊本に生まれますが、10歳の時、両親とともにブラジルへ移住、コーヒー農園で働きながら育ちました。1945年、霜のためにコーヒー園が全滅したことから、仕事の合間に絵を書き始めました。初めは厚紙や板きれに描いていたといいます。1953年、作風が変わり、生物や人物をテーマに強い線で描く画面構成になり、1956年からは「非具象構成派」とする絵を描き続けました。1959年サンパウロビエンナーレで国内最高賞を受賞、その10日後に第1回パリ青年ビエンナーレ展で受賞し、国際的なアーティストとして飛躍します。1979年日本で開催された個展の後、マナブ間部の作品を乗せた飛行機が遭難し、多くの作品を失いましたが、その後14年かけて、一点一点描き直したと言われています。1997年死去。

4.マナブ 間部の作品の買取査定ポイント

マナブ間部の作品を買取査定する際は、まず、本人の作品であることが重要です。サインや保証書があると良いでしょう。また、一点物の油画作品は、サイズは大きい方が査定額が高くなる傾向があります。保存状態が良く、額があるとなお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 真作である
  • サインがある
  • 保存状態が良い
  • 額がある

5.マナブ 間部の作品の取引相場価格

市場に出品されている、マナブ間部の作品はそれほど多くありません。『春の夢』は18,000円で落札されています。額サイズは 81cm×63cm、シルクスクリーン作品でエディションは100、本人のサインがあります。『落葉』は65cm×78cmのシルクスクリーン作品でエディションは100、本人のサインがあります。マナブ間部の作品はシルクスクリーンで18,000円で取引されていますので、一般的に版画作品より高額になりやすい一点物の油画でしたらさらに高額が期待できます。

6.マナブ 間部の作品の買取についてのまとめ

マナブ間部は、熊本に生まれ、ブラジルに移住した日系ブラジル人画家です。コーヒー農園では働きながら独学で絵を書き、国際的な展覧会で入賞した世界的な画家です。日本生まれということもあり、日本国内でも多数の個展を開催し、人気のある画家です。市場に出品されている作品はシルクスクリーンが多いですが、一点物の油画でしたら高額査定が期待できます。もし、作品を所有していましたら、ぜひお問い合わせください。