前田 寛治(まえた かんじ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.前田 寛治の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

前田寛治は人物写実画の名手と呼ばれる画家です。33歳という若さで亡くなったため、夭折の画家とも呼ばれています。また、画家としての活動期間が約10年ほどと短いため、残された作品が少なく希少価値のある画家の一人です。写実主義に対する真摯な姿勢を貫いたことで知られる画家であり、そのひたむきな姿勢と生き方は現在も多くの美術愛好家に支持されています。

このページの目次

2.前田 寛治という絵画作家について

前田寛治は古典的な画風と大胆な原色使い、力強いタッチを持ち味とする洋画家です。その画風は「前寛ばり」と呼ばれ、当時の日本洋画家をはじめ多くの芸術家に多大な影響を与えました。パリにある美術学校アカデミー・ドゥ・ラ・グランド・ショミエールに籍を置き、クールベの写実主義を研究しました。写実画を深く探求した画家です。

3.前田 寛治の絵画作家についての経歴など

前田寛治は1896年、鳥取県に生まれました。1916年に東京美術学校に入学すると、長原孝太郎と藤島武二に師事します。1920年には文化団体「砂丘団」の設立に参加し、同人展に多く出品しました。1922年からはパリで写実主義について学びます。帰国後は佐伯祐三や里見勝蔵らと「1930年協会」を結成、1928年には前田写実研究所を開設し後進の指導と写実主義の探求に注力しました。急病に倒れ、絶筆となる『海』を完成させた後、1930年に亡くなりました。

4.前田 寛治の絵画代表作品とは

  • ポーランド人の姉妹(1923年)
  • J.C嬢の像(1925年)
  • 横臥裸婦(1927年)
  • 裸体(1928年)
  • 海(1930年 絶筆)

5.前田 寛治の絵画作品の買取査定ポイントを解説

約10年しか制作活動ができなかったため作品現存数が少ない画家です。絵画作品には大変希少価値があり、サインがある、署名や裏書があるなどして本物と判断できれば100万円以上の値がつくことも多く、200万円以上となる場合も珍しくありません。また、裸婦を描いたものは知名度も人気も高く、高額査定につながるといえます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 本人による肉筆画であること
  • 写実画かどうか
  • 描かれたモチーフ(人物かそれ以外か)
  • 汚損、欠損がないこと
  • 所蔵歴や入手経緯

6.前田 寛治の絵画作品の取引相場や参考価格

アートマスターズライブオークションでは、油彩キャンバス作品『静物』が480万円で落札されました。国内外における適正な美術品流通システムを持つ会社による大規模オークションであるため、真作の可能性は極めて高く良品であり、高額での落札となりました。ネットオークションなどでは作品流通が非常に少なく、真作の場合は20~50万円ほどが目安になりそうです。

7.前田 寛治の絵画作品の買取についてのまとめ

前田寛治は日本洋画界が時代の変遷で揺れ動く中、西洋美術を冷静に分析し独自の絵画感を築き上げた人物です。時流にとらわれずストイックに写実主義を極めようとした姿勢には、現在でも多くのファンがいます。数少ない作品は大変貴重ですので、ぜひ査定に出されることをおすすめします。

その他の絵画について