国吉 康雄(くによし やすお)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.国吉 康雄の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
国吉康雄は20世紀前半のアメリカで活躍した洋画家です。娼婦やサーカス芸人など、社会の低層に生きた人々を、憂いを帯びた表情で描き、いわゆるアメリカン・シーンの画家として名を馳せました。ポートレートやヌード、アメリカ南部など様々な主題を描きましたが、多くは人間を対象としており、社会的関心や政治的意図を、ときに重々しい雰囲気のなかに潜ませています。日本とアメリカという二つの国に挟まれながら、深い人間性をたたえた独自の芸術を形成し高く評価されています。
このページの目次
2.国吉 康雄という絵画作家について
初期の国吉康雄は、子どもや動物などをモチーフに素朴な作風で描きましたが、1928年からの二度目の渡欧に際してジュール・パスキンと過ごした時間を契機に、より写実的な人物や静物を描くようになります。世界恐慌後には、社会の周縁部に生きる人々を描いた作品で独自の境地を確立。戦後は、シュルレアリスムや抽象表現主義を意識した構図や鮮やかな色彩を導入、仮面をつけた人物シリーズなどを制作しました。
3.国吉 康雄の絵画作家についての経歴など
1889年に岡山市に生まれた国吉康雄は、17歳でアメリカのシアトルに渡ります。ロサンゼルスに移ったのちに絵画を学び、1910年にニューヨークへ移転。アート・スチューデンツ・リーグで清水登之らと親交を結びながら通い続け、1933年から亡くなるまでは同校で教授を務めました。戦中は日本人だという理由で発表が制限されることもありましたが、1948年にはホイットニー美術館で回顧展が開催され、ヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、20世紀前半のアメリカを代表する画家と言えます。
4.国吉 康雄の絵画代表作品とは
- 誰かが私のポスターを破った(1943年)
- 誰かが私のポスターを破った(1943年)
- 行者たち(1951年頃)
5.国吉 康雄の絵画作品の買取査定ポイントを解説
買取査定にあたっては、まず国吉康雄の真作であるかどうか、サインの有無や、額があれば裏面の記載などを確認しましょう。鑑定士の証明書や来歴や出品歴を示した情報があれば査定に役立ちます。油彩画であれば、デッサンや版画よりも価格が高くなります。状態が良く、サイズが大きい方が高額に査定される傾向にあります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 国吉 康雄の本物の作品かどうか
- 保存状態はが良いか
- 欠け・シミ・折れがないか
- サイズは大きめであるか
- 出来栄えが良いかどうか
- 箱の有無
6.国吉 康雄の絵画作品の取引相場や参考価格
国吉康雄の作品は比較的頻繁に画廊やオークションで売買されています。代表的な作例である女性像には高値がつきやすく、30cm前後の小品でも約1,000万円の落札予想額がつけられている例があります。一方で、リトグラフや素描は、作品数が多かったり、状態が悪かったりするためか、女性像のものでも15万円前後、小さな動物の素描は5万円~6万円でも落札されることがあるようです。代表的なモチーフが描かれ、サイズが大きい油彩画は高額の買取が期待できるでしょう。
7.国吉 康雄の絵画作品の買取についてのまとめ
現実の厳しさや政治・社会への不満を背景にした物悲しい雰囲気に満たされながら、どこか温かみを感じさせる国吉康雄の作品は、いまも多くの人の共感を得て、幅広く人気を獲得しています。状態や出来栄えの良い真作の油彩画はもちろん、モチーフやサイズによっては版画や素描であっても高額の査定結果が期待できますので、国吉康雄作品をお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。
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