小杉小二郎作『月・追憶』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.小杉小二郎作『月・追憶』を売りたいお客様へ

小杉小二郎は、父は美術学者、祖父は日本画家という、美術系の家に育ちました。繊細な色使いと、丁寧に絵の具をおいていく画風で、おもに静物や抽象的な風景画を描いています。画面には叙情的な静けさが漂い、かつ温かみを感じさせます。フランスと日本、両国の展覧会に出品するなど精力的に制作を続けています。

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2.小杉小二郎作『月・追憶』についての解説

『月・追憶』は損保ジャパン東郷青児美術館大賞を受賞した油彩画作品です。美術系の家系に育った小杉小二郎は、一度工業デザイナーとして就職しますが、中川一政の絵を見て絵の世界に入りました。フランス滞在中には1971年からサロン・ドートンヌに出品するなど、精力的に制作を続けています。丁寧に絵具を置く、繊細なタッチで静物や風景画を描く画家で、『月・追憶』もまた、静謐さを漂わせる幻想的な作品です。画集が出版されるなど、人気の画家で、市場には油彩画のほかリトグラフも多く見られます。

3.小杉小二郎作『月・追憶』の作品の特徴について

丁寧に、繊細に描かれる小杉小二郎の作品には、つねに静謐さが漂います。『月・追憶』は幻想的な作品です。茶色い地面の上に細い月が浮かんでいます。画面手前には引き出しのついた赤い机があり、上には麦わら帽子、定規、人型のオブジェが2体、それから青い振り子時計が置いてあります。時計は1時25分頃を差しています。机の脇にはオレンジ色の乳母車があり、横にはオレンジに青の水玉模様の人型が描かれています。この人は赤い花を一輪持っています。月の下では競馬が行われています。障害物のバーも見えます。誰も泳いでいない夜のプールは月の光とプールサイドに立つ薄紫の女性のような人型を写しています。地平線の彼方には窓がない建物が闇の中に建っています。非現実的な絵は静謐さに加えシュールな雰囲気も感じさせます。見る人に色々なイマジネーションを与える作品です。

4.小杉小二郎作『月・追憶』の買取相場価格について

小杉小二郎は、画集の出版や個展を開催するなど、知名度の高い画家です。そのためオークションへの出品も多く、盛んに取引されています。『月・追悼』は美術館所蔵作品のため、相場価格は別の作品を参考にしますと、同じく風景を描いた作品『セーヌ河畔』はオークションで320万円で落札されています。80.4cm×116.6cmのキャンバスに油彩で描いた作品です。オークション主催者側の予想では120万円から160万円でしたので、予想の倍の価格で落札されました。小杉小二郎の作品はとても人気があり、高額で取引されていることがわかります。

5.小杉小二郎作『月・追憶』についてのまとめ

フランス、日本両国で活躍している小杉小二郎は、風景画や静物画にとても人気がある画家で、その絵画作品は市場でも高値で取引されています。現在も精力的に制作を続けているので、作品も多く出回っています。小杉小二郎の作品がお手元にありましたら、高額査定の作品の可能性があります。一度査定してみませんか。