児島善三郎(こじま ぜんざぶろう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.児島善三郎を売りたいお客様へ

児島善三郎は、福岡県生まれの洋画の絵画作家です。博多が生んだ三大芸術家の一人に数え挙げられ、豪快で明るい色彩の作品を制作しました。東京美術学校の受験に失敗して以来、独学で絵を学び続けます。児島善三郎は写実の上に感情を表現するフォービズムの絵画作家であり、強烈な感情表現と日本的な装飾性を組み合わせて独自の画風を築き上げます。日本独自の洋画にこだわり、里見勝蔵らと独立美術協会を結成しました。

2.児島善三郎についての解説

裕福な紙問屋の長男として生まれた児島善三郎は、実家を継ぐことではなく画家になることを夢見ました。独学で絵を学びながら、28歳のとき二科展に5点もの作品が入選します。関東大震災の影響で国内での作品制作が難しくなった児島善三郎は、フランスに渡り4年間イタリアの古典絵画を学び、絵画の基礎を学び直しました。児島善三郎の作品は、絵具を塗り重ねて完成させるというよりは、墨絵のように大胆かつ力強いタッチで自らの感情を一気に作品に反映させていきます。そうして、フォービズムと日本的な装飾性を一つの作品内に同居させ、日本的な洋画の確立を目指した絵画作家です。

3.児島善三郎の歴史

1893年、児島善三郎は福岡県に生まれます。少年期から絵に興味を抱いており、親友の中村研一らと絵画同好会を結成して油彩に取り組みます。父の説得で長崎医学専門学校に通うようになるものの、画家への夢をあきらめきれずに学校を中退して上京。東京美術学校を目指して本郷洋画研究所に通いますが、受験に失敗して独学で絵を学ぶようになりました。1921年に出品した作品が二科展にて初入選し、関東大震災をきかっけにヨーロッパに渡って絵の修行を行います。1930年には、二科会会員に推挙されますが退会し、日本独自の洋画を追求することを目的に独立美術協会を創立しました。

4.児島善三郎の代表作品

「立てるソニヤ」1927年 「田植」1943年 「静物」1949年 「アルプスへの道」1951年 「熱海風景」1957年

5.児島善三郎の買取査定ポイント

児島善三郎の作品の買取査定ポイントは、作品の保存状態にあるといえるでしょう。適切に保存されていなければ作品の価値は下がります。どんなに良い作品であったとしても、査定時には作品の状態が査定額に影響を与えます。そのため、児島善三郎の作品を売却しようとお考えであれば、いま一度作品の状態を調べてみましょう。あまりにも状態が良くないようであれば、修復に出すことも考慮してみてはいかがでしょうか。また、査定に出す際には真作証明できるか、そして作品に付いてきた付属品も忘れずに提出するようにしましょう。
  • 保存状態は良いか
  • 付属品は付いているか
  • 真作かどうか

6.児島善三郎の買取相場価格

児島善三郎の作品の買取相場価格は、約1万円から4万円ほどとなっています。実は、児島善三郎の作品の真作が絵画買取市場に出回ることは稀で、ほとんどが模写や贋作である場合が少なくありません。そんな中、「風景」と題された南仏風景の作品は、1万円ほどで取引されていました。この作品は油彩画作品で、作品裏に絵画作家本人によるサインが施された状態で出品されていました。

7.児島善三郎の買取についてのまとめ

大胆なタッチで風景画や静物画を描いた児島善三郎は、日本的な洋画を確立することを志し、日本洋画壇に挑戦し続けた人物です。国内において高く評価されている絵画作家でありながら、レゾネ品や模写ばかりが出回っている状態ですから、真作の肉筆作品であれば高額査定を期待できるでしょう。また、作品の保存状態にも気を配っておくなら、査定額アップに繋がります。