小磯良平作『婦人像』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.小磯良平作『婦人像』を売りたいお客様へ

小磯良平は昭和期に活躍した洋画家です。とくに肖像画や群像の作品で知られ、女性の姿を描くことを得意としていました。中でも優れた描写力と豊かな表現力で気品のある女性を描いた婦人像の作品は、代表作でもあり人気が高くなっています。

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2.小磯良平作『婦人像』についての解説

小磯良平は生涯にわたって女性の姿を描き続けました。その中で1980年に制作されたこの『婦人像』は、椅子に座る外国人の女性を描いたパステル画の作品です。作品の大きさは縦65.0cm×横49.8cmで、薄い黄色の紙に描かれ、画面右下に小さなサインがありました。他にも日本人や外国人の女性の姿を描いた作品は多数あり、リトグラフなども市場に出回っています。小磯良平の作品は東京国立近代美術館や赤坂迎賓館などに収蔵されており、評価の高さがうかがえます。

3.小磯良平作『婦人像』の作品の特徴について

『婦人像』は左向きで椅子に座る鼻筋の通った若い外国人らしき女性が画面全体に描かれています。女性は凜とした表情で少し上目遣いに一点を見つめ、その先にあるものへの想像をかき立てます。また、くちびるは固く結ばれ、頬は少し赤みを帯びています。女性の濃い亜麻色の髪は編み込んで後ろにまとめられ、生え際の毛や後れ毛も描かれています。女性はフードのある朱色のマントかコートのようなものを羽織り、中の洋服は白いブラウスのようで、首には赤と黒の色使いのスカーフを結んでいます。腕を膝に置き、背もたれのある椅子に深く腰掛けています。背景は描かれておらず、女性の胸から下もはっきりと描かれていないことから、女性の表情や存在感が際立つ作品になっています。

4.小磯良平作『婦人像』の買取相場価格について

小磯良平は椅子に座る婦人像をモチーフにした作品を数多く描いており、その人気の高さから版画や模写の作品がネットオークションや市場で取引される可能性が高い傾向にあります。オークションで落札された実例については、紙に描かれたパステル画でサイズが縦63.5cm×横48.2cmの『婦人像』が、2,300万円もの高価格で落札されました。オークション主催者側の落札予想価格は2,000万円から2,500万円とのことで、真作であれば2,300万円前後の高額な査定も期待できるでしょう。

5.小磯良平作『婦人像』についてのまとめ

優れた描写力と豊かな表現力で存在感のある女性を描いた小磯良平の『婦人像』は、小磯の作品の中でも人気が高く、真作であれば数百万円から数千万円の高額査定の可能性もあります。このような小磯の作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。