古賀 春江(こが はるえ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.古賀 春江の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

古賀春江は、「カメレオンの変貌」と言われるほど、画風をさまざまに変化させた画家です。西洋の多くの美術動向や画家の影響を受けながら、独自の超現実主義理論を打ち立てました。日本洋画界において、初期のシュルレアリスムを代表する画家である古賀春江の作品は、高い人気を得ています。

このページの目次

2.古賀 春江という絵画作家について

若い頃の古賀春江は、竹久夢二にあこがれて水彩画を中心に制作していました。しかし、画家として成功するために、油彩画にも取り組むこととなります。二科会を活動の中心としましたが、若手作家13人によって結成された「アクション」にも参加。キュビスムや表現主義など、ヨーロッパの前衛美術の様式を取り入れた作品を制作します。その後、パウル・クレーに強く影響されますが、次第にシュルレアリスムへ傾斜。日本のシュルレアリスムを代表する作品を残しました。

3.古賀 春江の絵画作家についての経歴など

1895年、古賀春江は福岡県久留米市の寺に生まれます。上京したあと、太平洋画会研究所や日本水彩画研究所で学びました。1918年から画業に専念し、油彩画にも取り組みはじめます。その画風は、初期のキュビスムからパウル・クレーの影響を受けた詩情あふれる作風に変化し、さらにはシュルレアリスムへの傾向を強めていきました。古賀春江は、日本における超現実主義の先駆者であり、シュルレアリスムを語る上で欠かすことのできない画家です。1933年に38歳という若さでこの世を去りました。

4.古賀 春江の絵画代表作品とは

  • 海(1929年)
  • 窓外の化粧(1930年)
  • 深海の情景(1933年)

5.古賀 春江の絵画作品の買取査定ポイントを解説

古賀春江は、油彩画のほかに水彩画も多く描いており、買取市場に出るのは水彩画が多いようです。油彩画はあまり買取市場に出ませんので、油彩画の作品のほうがより高値での取引が期待できます。また、水彩画であれば保存状態が悪いと劣化が激しくなるので、絵の状態を確認しておくことをお勧めします。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 技法の種類(油彩画・水彩画)
  • 絵の劣化(退色など)
  • 鑑定書の付属

6.古賀 春江の絵画作品の取引相場や参考価格

古賀春江の作品が絵画買取市場に出回っているのはほぼ確認できません。また、出品されている作品も真贋の判断がつきにくいようです。古賀の肉筆とされる油彩画『魚市場2』という作品が取引されていましたが、42,500円という価格でした。サインがあり、大きさは縦33cm×横41cmとなっています。絵の表面にクラックは見られますが概ね良好のようです。古賀春江の作品は希少価値が高く、真作が確認できれば高い査定額が見込めます。

7.古賀 春江の絵画作品の買取についてのまとめ

古賀春江は、常に新しいものを取り入れ、変化しながらも一貫して変わらない独自の世界観を持っていました。それをよくあらわしているのが、画家の提唱した超現実主義の理解と、ヨーロッパのシュルレアリスムが原点とする考え方がまったく異なるということです。画風の変遷を経て、画家がたどり着いたのは「古賀春江のシュルレアリスム」とも言えます。古賀春江の作品であれば、思わぬ高額査定の可能性もありますので、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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