鬼頭 道恭(きとう どうきょう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.鬼頭 道恭の作品を売りたいお客様へ

鬼頭道恭は幕末から明治にかけて活躍した画家です。仏画の第一人者として名が知られ、名古屋を中心に各寺院の障壁画なども制作しました。趣のある淡い色調で描かれた仏画は人気があり、現在でも盛んに高額での取引がされています。

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2.鬼頭 道恭についての解説

鬼頭道恭は名古屋に生まれました。京都で絵を学んだあと、郷里、名古屋で活躍しています。彼は仏画の第一人者として知られ、いくつかの寺院の装飾画や壁画を描いています。1872年には名古屋市中区にある、真宗大谷派長嶋山崇覚寺本金障壁画『蓮華図』を描きました。

3.鬼頭 道恭の歴史

1840年に生まれた鬼頭道恭は、氏を一斎、名は通称で玉三郎と言いました。森高雅に弟子入りした後、京都に上り、巨勢派の北村季隆に仏画を、岡田為恭に土佐派の技法を学んでいます。おもに仏画を描くことに専念した画家で、日蓮宗の総本山である、身延山久遠寺の六角堂内の装飾も手がけました。1904年、65歳で亡くなっています。作品としては、敦賀市立博物館に所蔵されている『親鸞聖人伝絵』や、徳川美術館に所蔵されている『名古屋東照宮祭礼図巻』などがあります。

4.鬼頭 道恭の代表作

  • 親鸞聖人伝絵
  • 名古屋東照宮祭礼図巻
  • 聖者三幅対
  • 十六羅観図

5.鬼頭 道恭の作品の買取査定ポイント

鬼頭道恭の作品は、真作、つまり確かに本人の作品であることが認められれば、箱や額が付属していなくても高値が付く傾向にあるようです。鑑定書が付いていれば、高価買取を見込める作家のひとりです。また、美品であればなおさら高値が付くでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 染み、しわなどのない良好な保存状態か
  • どれくらいの大きさか
  • 正式な鑑定書が付いているか

6.鬼頭 道恭の作品の取引相場価格

落札価格としましては、掛け軸装丁の日本画である『西王母図』は、本紙のサイズが110cm×49cmの作品で、24,000円で落札されています。こちらも掛け軸の装丁の日本画『観音図』は、本紙のサイズ101.5cm×41.3cm、箱のない状態でも13,500円で落札されました。また販売価格ですが、『十六羅観図』は、本紙のサイズ113.5cm×50.2cmの日本画で、120,000円で販売されています。現在でも高額で取引されている人気の作家であり、真作と証明できる日本画であればさらなる高額査定も期待できます。

7.鬼頭 道恭の作品の買取についてのまとめ

鬼頭道恭は、日本の仏画界の第一人者であり、今でも人気を誇っています。寺院の壁画などを手掛けた実力者である彼の日本画は、高値で取引されています。箱などの備品のないものでも10,000円以上で落札されおり、100,000円以上で販売されている作品もありますので、状態のそろった真作日本画は高価買取が期待できます。もしも鬼頭道恭の作品を持っていましたら、一度は査定に出してみるのはいかがでしょうか。

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