喜多川歌麿作『寛政三美人』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.喜多川歌麿作『寛政三美人』を売りたいお客様へ

喜多川歌麿は江戸期に活躍した浮世絵師です。繊細で優雅な描線を特徴とし、同時代の風俗をとらえた美人画は、国際的にも高く評価されてきました。その中でも『寛政三美人』は、歌麿の代表作の一つであり、高額な査定を期待できます。

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2.喜多川歌麿作『寛政三美人』についての解説

1793年に制作された『寛政三美人』は、喜多川歌麿の代表作です。作品のサイズは縦39.3cm×横26.3cm、左側には作者の署名が記されており、落款印も押されています。寛政期に実在した評判の美人娘3人がモデルです。娘の1人は吉原芸者、残る2人は茶屋の看板娘ですが、立場の違いをそれぞれの着物や簪で特徴を丁寧に描き分けています。また、目や鼻などの表情にも娘達の個性を見つけることができます。歌麿の作品は開国以降、数多く海外に流出しているため日本では目にする機会は多くありません。この作品は現在、アメリカ合衆国ボストン美術館に収蔵されています。

3.喜多川歌麿作『寛政三美人』の作品の特徴について

『寛政三美人』は、寛政期に実在した3人の娘の胸像を描いた作品です。画面の下部手前に茶屋の看板娘が2人、上部奥側に吉原芸者が1人配置されています。髪型は3人とも燈籠鬢に潰し島田です。手前の茶屋の娘2人はどちらも中央に顔を寄せ、目線を合わせて楽し気な表情をしています。右側の娘は紺の地に白い絣柄の着物を着ており、右手には柏紋が入っている白いうちわ、そして左手は着物の紅い襟に触れています。左側の娘は淡いベージュの地に白い桐紋のある着物を着ています。奥の吉原の芸者は1人画面左側を見つめているようです。茶系の地に白い桜草の紋が入った紅い襟の着物を着ています。背景は彩色されておらず、右上に題名と3人の娘の名前「富本豊ひな」「難波屋きた」「高しまひさ」が記されています。

4.喜多川歌麿作『寛政三美人』の買取相場価格について

喜多川歌麿の作品は海外に多数流出したため、日本の売買市場で真作に出会う機会は少ないのが現状です。ただし、模写なども含めれば売買市場で取引される可能性の高い作品と言えます。『寛政三美人』においても同様で、過去には真作が1,350万円で落札され、オークション主催者側の予想価格は1,200万円から1,700万円とのことでした。日本国内では希少価値が高いため、歌麿の真作が新たに発見された場合はこのように数千万円の高額取引も予想されています。

5.喜多川歌麿作『寛政三美人』についてのまとめ

喜多川歌麿の『寛政三美人』は、寛政期の娘が生き生きと描かれています。『寛政三美人』を始め、歌麿の真作は歴史的な面からみても貴重であり、なおかつ希少価値も高いため、作品をお持ちの場合には、まず査定にだしていただいて価値を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。