木下 純寛(きのした じゅんかん)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.木下 純寛の作品を売りたいお客様へ
木下純寛は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家であり漆画家でもあります。両親と2人の兄弟全員が画家という芸術家一家に生まれました。日展北斗賞、文部大臣賞、日経新聞社賞、美術評論家賞など、数々の賞をとり、サンフランシスコ展など多くの展覧会を精力的に開きました。2018年に惜しくも亡くなりましたが、現在もファンが多く、査定でも高額が期待できます。
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2.木下 純寛についての解説
木下純寛は東京で、両親とも芸術家の家に生まれました。木下純寛本人を含む兄弟が3人とも画家になり、純寛の娘も音楽家になるなど、芸術家の一族です。北大路魯山人が木下純寛の父の蒔絵に感銘を受け、鎌倉に招いたことで、幼少期を魯山人の側で過ごすこととなりました。このように、芸術的に恵まれた環境の中で育ち、やがて数々の賞を受賞するようになります。また、芸術家の経済的には不安定になりがちな部分を支えようと、木下純寛の妻が開いたそば屋には純寛の作品が飾られ、多くの人に愛されました。
3.木下 純寛の歴史
木下純寛は1930年、東京に生まれました。幼少の頃に、父の蒔絵が北大路魯山人に認められ、一家で鎌倉へ招かれます。純寛は魯山人に可愛がられ、即興で描いた絵をもらうこともあったとされています。長じてからは漆画を多く描き、日展入選、日展北斗賞、文部大臣賞、三軌会記念賞、日経新聞社賞、美術評論家賞、神奈川県知事賞など数々の受賞をします。また、サンフランシスコ展を始め多くの個展を精力的に開きました。その中で、1971年作の『石庭』など多くの作品が制作されました。2018年に死去。88歳でした。
4.木下 純寛の代表作
- 石庭(1971年)
- 富士(1970年代)
- 駿馬
- 菊
5.木下 純寛の作品の買取査定ポイント
数多くの受賞歴がある木下純寛の作品は高く評価され、作品の状態がいい真作であれば、高額の査定となる可能性があります。サインや落款印があるか、鑑定書などがついているかが、重要なポイントになります。そのほかにも、共箱などの付属品がそろっているかも、査定の際のポイントです。
代表的な査定ポイント- 保存状態が良いか
- 木下純寛本人の作品であるか
- 作者のサイン、落款印があるか
- 鑑定書があるか
- 付属品が残っているか
6.木下 純寛の作品の取引相場価格
木下純寛の保存状態の良い真作の日本画は、高値で取引される可能性があります。木下純寛の漆画『富士』は、19,000円で落札されています。大きさは、縦21cm×横20cm、額は縦34.7cm×横33.8cm×厚さ5.5cmで箱がついています。40年ほど飾られていたためにくすみなどがあり、また、小さな作品であったのでこの価格ですが、状態の良い大きな作品であればさらなる高額査定も期待できます。
7.木下 純寛の作品の買取についてのまとめ
木下純寛は、家族全員が芸術家であり、幼少期には北大路魯山人のそばで過ごす機会を得るなど、芸術的環境に恵まれました。数々の展覧会で受賞するなど、その作品は高い評価を得ています。木下純寛の作品であると証明できる鑑定書などがあったり、保存状態が良かったり、さらには大きな作品であったりすると、高値で買取される可能性があります。もし作品をお持ちの場合は、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。
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