木村 蒹葭堂(きむら けんかどう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.木村 蒹葭堂の作品を売りたいお客様へ

木村蒹葭堂は江戸時代の中後期に活躍した文人画家です。画のほかに文人、本草学者、蔵書家などとしても有名で、「浪速の知の巨人」と称されています。早くから書画などに並外れた才能を発揮した蒹葭堂は、池大雅らから文人画を学び、花鳥画や山水画に優れた作品を残しました。

このページの目次

2.木村 蒹葭堂についての解説

大阪の造り酒屋に生まれた木村蒹葭堂は、家業のかたわら学芸を好み、博学多芸な文人でした。本草学や文学、物産学に精通していたほか、オランダ語やラテン語を学び、書籍の出版にも携わっています。漢詩文は片山北海に師事し、文人画を南画家の池大雅らに学びました。また、大収集家でもあった蒹葭堂のもとには、知識や収蔵品を求めて諸国の名士たちが数多く訪れていたようです。

3.木村 蒹葭堂の歴史

木村蒹葭堂は1736年に、大阪北堀江の造り酒屋に生まれます。5、6歳のころから狩野派の大岡春卜や、大和郡山の文人画家であった柳沢淇園に画を学びました。12歳のころ、画僧の鶴亭により、中国の画家である沈南蘋がもたらした新しい画風に触れています。また、翌年には京都で池大雅に山水画を学んでおり、蒹葭堂はさまざまなスタイルの画を学びながら、多くの画家たちと交流していました。1802年に死去。67歳でした。

4.木村 蒹葭堂の代表作

  • 明和南宗画帖(1769年)
  • 山水図(1799年)

5.木村 蒹葭堂の作品の買取査定ポイント

作品の制作年代が古いので、買取査定では絵のダメージがどの程度あるかがポイントになります。紙本や絹本の作品では経年による退色や剥落などに加えて、カビや縮みなども発生する心配があるためです。作品の傷み具合によって査定額に差がでます。

代表的な査定ポイント
  • 作品の保存状態は良いか
  • 本人の落款と印章であるか
  • 正式な鑑定書があるか
  • 作品の傷みの程度(退色、カビなど)

6.木村 蒹葭堂の作品の取引相場価格

竹図とされた紙本の作品は、38,100円で落札されています。シミはありますが、落款と印章が確認できる作品です。大きさは、本紙が縦129cm×横28cmで、全体は縦193cm×横41cmとなっています。付属品に、村田香谷の極箱があります。また、紙本の作品である蘭図の落札価格は28,500円です。本紙には少しのシミがあり、印章が確認できます。未表装で、画寸は縦30cm×横31.5cmです。

7.木村 蒹葭堂の作品の買取についてのまとめ

木村蒹葭堂は文人画のほかに、本草学や文学、物産学などにも精通し、大収集家としても知られました。「浪速の知の巨人」と称された蒹葭堂らしく、画においてもさまざまなスタイルの画風を学び、優れた花鳥画や山水画を残しています。木村蒹葭堂の作品をお持ちなら、一度査定をしてみてはいかがでしょうか。

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