木間 明(きま あきら)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.木間 明の作品を売りたいお客様へ

木間明は日本画家です。師である岩崎巴人の日本表現派創立に自身も関わり、近代日本画の改革を目指しました。日本画を専門としながらも、ヨーロッパへの遊学で西洋絵画伝統の遠近法を取り入れたことで独特な画面を構成する作りは、見る人に強いメッセージ性を感じさせます。

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2.木間 明についての解説

木間明は1967年の創作画人協会創立に参加し、同展に連続で作品を出品しています。また、創作画人協会会長を務目ました。山水画で高い評価を得ているほか、静物画も得意としていました。墨できっちりとした線を描いたタッチが特徴的で、端正で爽やかな作風が人気を博しています。こうした作風が評価され、1977年には日仏現代美術展に選抜。日本を代表する作家です。

3.木間 明の歴史

木間明は1934年に千葉県に生まれました。1952年に異色といわれた日本画家・岩崎巴人に師事。1957年に日本表現派創立に関わり、以降同人として作品を出展し続け、1958年からは読売アンデパンダン展で連続出品しました。1967年には創作画人協会創立に参加し、作品を出品。1974年には渡欧し、ヨーロッパで得た知見を生かした作品制作を行います。1977年には創展文部大臣賞を受賞。日仏現代美術展に選抜されます。2016年に82歳で逝去しました。

4.木間 明の代表作

  • あざみ
  • 四季シリーズ
  • 春 筑波
  • 雪山

5.木間 明の作品の買取査定ポイント

木間明の作品は日本画であるため、本紙が傷みやすく、シミや折れなどのない綺麗な保存状態のものはプラス査定になることが多い傾向です。作品の保存状態や画題にもよりますが、特にシリーズものの『四季』は美術商が積極的な収集を行っているため、高額での査定も期待できます。

代表的な査定ポイント
  • シミやシワがないか
  • 虫食いや日焼け、破れなどがないか
  • 本人の作とわかる保証書や鑑定書があるか
  • 本人のサインがあるか
  • 共箱などの付属物があるか
  • 人気のモチーフであるか

6.木間 明の作品の取引相場価格

木間明の作品は買取市場では流通している数が少ないものの、過去に『秋 妙義』が47.5cm×26.5cm、全長135cm×35cmの大きさで左下に落款、さらに共箱付きで1万円の取引が行われています。また、画廊などの美術商では静物画の『あざみ』がF6号のサイズ、署名と落款入り、さらに付属の箱付きで12万円の価格で販売されるなど、木間明の評価はさらに高いものとなっています。

7.木間 明の作品の買取についてのまとめ

買取市場では流通が少ないものの、一部の美術商や熱心なファンの間では需要が高く、積極的な買取、収集を行っているところもあります。特に日本画の連作シリーズにおいては、作品の保存状態や共箱などの付属物の有無にもよりますが、高額での査定も期待できます。木間明の作品をお持ちであれば、ぜひ一度お問い合わせください。

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