Kazimir Malevich(カジミール・マレーヴィチ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.カジミール・マレーヴィチの作品を売りたいお客様へ

カジミール・マレーヴィチは、20世紀初頭にロシアで活躍した芸術家です。とくに幾何学的な抽象表現の画家として知られ、多くの作品がロシア美術館をはじめとする各国の公的機関に収蔵されて現在も高く評価されており、高額な査定額を提示される可能性があります。

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2.カジミール・マレーヴィチについての解説

カジミール・マレーヴィチは、30代半ばにシュプレマティスム(絶対主義)に至ると精神と空間の絶対的自由を表現しようとし、前衛芸術運動のロシア・アヴァンギャルドに参加します。黒い正方形を描いたただけの『黒の正方形』や、白い正方形のカンバスに傾けた白い正方形を描いた『白の上の白』などの絵画作品を生み出し、その意味を徹底的に排除した完全な抽象画は、抽象絵画の到達点の1つであるとも評価されています。

3.カジミール・マレーヴィチの歴史

カジミール・マレーヴィチは、1879年にロシア帝国領ウクライナのキエフ近郊で、ポーランド人の両親の元に生まれました。1910年頃にはピカソなどのキュビスムや未来派に強い影響を受けて、立体=未来派(クボ・フトゥリズム)の作品を制作します。1910年代半ばには、無対象を主義とするシュプレマティスムに大きく作風が変化します。1920年代には「シュプレマティスム・アーキテクトン」シリーズの造形物を設計し、他にも鮮やかな人物画を描いてやや具象寄りの表現も行います。やがてソビエト連邦で前衛芸術が否定されるようになると、写実的な具象絵画を描くようになり、1935年に56歳で亡くなりました。

4.カジミール・マレーヴィチの代表作

  • 黒い正方形(1913年)
  • 白の上の白(1918年)

5.カジミール・マレーヴィチの作品の買取査定ポイント

カジミール・マレーヴィチの作品は国内ではほとんど市場に出回っておらず、貴重なものとなっています。正式な鑑定書が付属している絵画や、シュプレマティスムの抽象絵画作品であれば、かなりの査定額が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 人気のあるシュプレマティスムなどの抽象画作品か
  • 作品の保存状態は良好か
  • 真作の絵画作品か
  • 正式な鑑定書が付いている

6.カジミール・マレーヴィチの作品の取引相場価格

カジミール・マレーヴィチの『an amalgam of hard-edged geometric shapes』が、海外のオークションで8,580万米ドル(約95億円)もの価格で落札され、ロシアの作家の高額記録として話題となりました。また、『Ceiling plan for the Red Theater』という作品が、11万6,500米ドル(約1,270万円)で落札されました。縦33cm×横41.3cmの紙にインクで描かれた抽象画作品です。マレーヴィチの抽象画作品はかなりの高額となる傾向があり、保存状態のよい真作であれば査定額が期待できるでしょう。

7.カジミール・マレーヴィチの作品の買取についてのまとめ

カジミール・マレーヴィチはシュプレマティスムの画家として知られ、現在も高い評価を得ています。オークションに出ればかなりの高額で落札されるほど人気があり、真作の絵画作品が市場に出ることが期待されています。一度お手元のマレーヴィチの作品を確認していただき、査定に出されることをおすすめいたします。