川瀬 巴水(かわせ はすい)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.川瀬 巴水の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

川瀬巴水は大正から昭和初期にかけて活躍した浮世絵師で版画家です。新しい浮世絵として「新版画」を確立した人物としても知られています。新版画は明治30年前後から昭和時代に描かれた木版画を指し、伝統的な浮世絵版画のように絵師、彫師、摺師による分業で制作されるものです。川瀬はアメリカの鑑定家ロバート・ミューラーにより紹介されたため欧米での知名度が高く、スティーブ・ジョブズもコレクターに名を連ねています。国内外で大変人気のある画家です。

このページの目次

2.川瀬 巴水という絵画作家について

川瀬巴水は日本画家・鏑木清方に師事し「巴水」の画号を与えられました。伊東深水の影響を受け版画家に転向し、『塩原おかね路』や『塩原畑下り』をはじめとする風景版画を多く製作しました。1952年には『増上寺の雪』が無形文化財技術保存記録の作品に認定されるなど、近代風景版画の第一人者として知られる画家です。

3.川瀬 巴水の絵画作家についての経歴など

川瀬巴水は1883年、東京都芝区に生まれました。25歳で日本画家を志すも、周囲に難色を示され洋画家へ転向します。その後挫折し、再度日本画の道を歩むことになりました。歌川広重や小林清親を研究し、浮世絵版画の復興に力を注ぎました。全国各地で写生し多くの木版風景画を製作したことで知られています。作品は海外輸出されることが多かったため、国内流通が少ないという特徴があります。1957年、胃がんのため亡くなりました。

4.川瀬 巴水の絵画代表作品とは

  • 塩原おかね路(1918年)
  • 塩原畑下り(1918年)
  • 東京十二題(1919年~1921年)
  • 日本橋(夜明)(1940年)

5.川瀬 巴水の絵画作品の買取査定ポイントを解説

本物であることはもちろん、「初摺り」か「後摺り」かで大きく価値が異なります。製作時期や図柄、作品の状態によっては100万円以上の値がつくケースも珍しくありません。国内流通が希少なので、概ね作品の価値は高くなります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 「初摺り」か「後摺り」か
  • 汚れや破れがなくきれいかどうか
  • 印刷物や模造品でないかどうか
  • 図柄
  • 大正時代の作品かどうか

6.川瀬 巴水の絵画作品の取引相場や参考価格

『修善寺の雨』は221,000円で取引が成立しました。1933年製作の約39cm×26.5cmの木版画で、版元は渡邊庄三郎、生存中摺り6mm印があります。 当時の正真正銘の本物と呼べる作品であり、高額での取引が実現しました。同様に生存中摺りとされる『今井橋の夕立』には201,000円がついています。こちらは約39cm×27cmの作品で版元は渡邊庄三郎、こちらにも6mm印が入っています。

7.川瀬 巴水の絵画作品の買取についてのまとめ

戦時中の物資不足や焼失により、川瀬の作品は国内の現存数が少なく希少価値があります。また、海外で特に人気が高く、世界中にコレクターがいる作家でもあります。アメリカをはじめとする欧米地域では、セレブの間にもコレクターが少なくありません。作品は本物であれば数十万~100万円前後での取引が期待できます。大変需要の高い画家ですので、作品をお持ちの方はぜひお知らせ下さい。

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