加藤 栄三(かとう えいぞう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.加藤 栄三の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

加藤栄三は昭和初期から中期に活躍した日本画家です。故郷である岐阜県の豊饒な自然を中心に描いており、岐阜のアユ漁を題材にした『鵜飼』『漁火』や、夏の風物詩『高山祭』などの岐阜の象徴とも言える印象的な作品を残しています。また実弟・加藤東一とともに日本美術展覧会の理事会員を務めた、昭和日本美術を代表する画家のひとりです。

このページの目次

2.加藤 栄三という絵画作家について

加藤栄三の主となる作品は18歳まで過ごした岐阜の風景画です。パステルや木版画、紙本着彩画を中心に、岐阜県の文化に根付いた作品を数多く残しました。岐阜の特産であるアユや鵜などの生物画に加えて、高山祭や火振り漁などといった岐阜の象徴といえる場面を描き残しています。

3.加藤 栄三の絵画作家についての経歴など

加藤栄三は1906年、岐阜県岐阜市に生まれました。岐阜商業学校を卒業後に20歳で東京美術学校に入学し、日本画を修めます。同学年には盟友となる東山魁夷・橋本明治・山田申吾がおり、彼らとの交流や学生時代を過ごした記録も残されています。卒業後は日本芸術院会員であった結城素明に師事、1936年に『薄暮』が文展(現在の日展)で文部大臣賞を獲得。1945年の岐阜空襲で作品や写生のほぼ全てを失いますが、挫けることなく1972年の死没まで精力的に作品を残し続けました。

4.加藤 栄三の絵画代表作品とは

  • 薄暮
  • 篝火
  • 雷神
  • 高山祭
  • 流離の灯

5.加藤 栄三の絵画作品の買取査定ポイントを解説

加藤栄三本人の作品には、画面の表裏に直筆サインや印章が、また作品によっては題字が記されているケースが見受けられます。こうした真筆であることの証明や複製されていない原画であること、また保存状態の良し悪しが査定ポイントとなります。鑑定書があれば尚良いでしょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 直筆サイン、落款があること
  • 複製ではない原作・真作であること
  • 専門家による鑑定書があること
  • 作品の保存状態がよく、汚れが少ないこと

6.加藤 栄三の絵画作品の取引相場や参考価格

加藤栄三作品の取引実績では、掛軸の紙本彩色の『鮎』が51,000円での落札実績があります。こちらは全体の寸法が142cm×67cmで、落款と印章が確認できる真作保証が付いた作品で、微細な糊シミ以外の状態は良好なものでした。また、同様に画装10号『海老』が47,500円での落札実績があります。こちらは寸法40.5cmx52.5cmの紙本彩色で、落款と印章、額裏に共シールありの真作保証品でした。

7.加藤 栄三の絵画作品の買取についてのまとめ

ふるさとの岐阜県を中心に、豊饒な日本の風景を切り出して描いた加藤栄三。彼の多作な絵画の数々は岐阜県に「加藤栄三・東一記念美術館」があるほど地元でも根強い人気があります。そのため岐阜の自然風景や生物を題材にした作品は、さらなる価値がつくことが期待されます。作品をお持ちのお客さまは、是非一度査定のご相談をしてみてはいかがでしょうか。

その他の絵画について