Kate Greenaway(ケイト・グリーナウェイ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Kate Greenawayの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ケイト・グリーナウェイは、19世紀後半に活躍したイギリスの作家、画家であり、絵本の挿絵によって大変な人気を博しました。1879年の『窓の下で』がベストセラーとなると、グリーナウェイが描く少年少女たちは評判を呼び、各国でその様式を真似た絵本が出版されました。グリーナウェイは、ウォルター・クレイン、ランドルフ・コールデコットとともに近代絵本を確立した「三羽ガラス」と並び称されています。

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2.Kate Greenawayという絵画作家について

グリーナウェイは、ラファエル前派や批評家ジョン・ラスキンの影響下で、ひと昔前のクイーン・アン様式の衣装を身につけた少年少女たちを繊細でシンプルな線で描きました。その絵本やカレンダー、カードは、子ども時代や近代化以前の社会への郷愁を誘うものとして人気を博し、イギリスだけでなくドイツやアメリカなどでも大部数で刊行されています。当時、ケイト・グリーナウェイの作品の多くは、原画を多色木版によって複製し出版されました。

3.Kate Greenawayの絵画作家についての経歴など

ケイト・グリーナウェイは、1846年にロンドンの彫版師の家に生まれました。1857年、12歳の時には、装飾美術の訓練コースに夜学で通い始め、1864年より国立女子美術学校、ついでへザリー美術学校に通い、エドワード・バーン=ジョーンズやウォルター・クレインらと出会いました。1871年からは、エドワード・ポインターが教鞭をとっていたスレード美術学校へ入学します。在学中の1867年より絵本の挿絵の仕事を始め、グリーティングカードのイラストで人気を博しました。1879年の最初の自作絵本『窓の下で』がベストセラーとなり、以後、数々の絵本を出版。1901年に乳癌で55歳の生涯を閉じました。

4.Kate Greenawayの絵画代表作品とは

  • 窓の下で(1879年)
  • グリーナウェイの花ことば(1884年)
  • マリーゴールド・ガーデン(1885年)
  • アップルパイは食べないで(1886年)
  • ハーメルンの笛吹き(1888年)

5.Kate Greenawayの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ケイト・グリーナウェイの買取査定にあたっては、画家の本物の作品であるかどうかがまず重要となります。来歴が判明していたり、証明書が付帯されていれば鑑定の助けとなります。水彩画でも仕上がりの良いものが、習作や素描として描かれたものに比べて高額となります。また、サイズが大きいほど査定額は高くなる傾向にあります。日焼けやシミがないかなどの状態の良し悪しも査定額を左右するポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ケイト・グリーナウェイの真作であるかどうか
  • サイズは大きいかどうか
  • 来歴や出品履歴が判明しているかどうか
  • 日焼け、シミなどがないかどうか
  • 出来栄えが良いか

6.Kate Greenawayの絵画作品の取引相場や参考価格

ケイト・グリーナウェイは、古書をのぞいて、国内の画廊やネットオークションで見かけることはほとんどありませんが、海外のオークションでは比較的手頃な値段で落札されています。両辺が10cmほどにおさまる小さなカットは、日本円にすると概ね約3万円〜7万円ほどの予想落札額がつけられています。一方で、2007年にシカゴの美術館より出品された38.2cm×55.3cmの水彩画は、1万800ポンド(約140万円)で落札されており、仕上がりやサイズによっては思わぬ高額の評価も期待できるようです。

7.Kate Greenawayの絵画作品の買取についてのまとめ

ケイト・グリーナウェイは、ラファエル前派や過去の挿絵芸術を独自に吸収、発展させ、その美学を広く大衆に知らしめることで、アール・ヌーヴォー芸術の隆盛などにも影響を与えました。作品が現在も多くの人に愛されているだけでなく、その功績は、優れた絵本作品に送られる「ケイト・グリーナウェイ賞」というかたちで受け継がれています。サイズや仕上がりによっては、高額の査定も期待できますので、グリーナウェイの作品を所有しているのならば、ぜひ一度、お問合せください。

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