韓 天寿(かん てんじゅ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.韓 天寿の作品を売りたいお客様へ

韓天寿は江戸中期に活躍した書家で、画家でもあります。中国の書画の研究に熱心で、特に王羲之、王献之の書に学びました。池野大雅、高芙蓉と仲が良く、画にも精通していました。その画は山水画が多く、優れた技量で描かれています。芸術的に評価が高い韓天寿の作品はとても価値があります。

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2.韓 天寿についての解説

韓天寿は書家であり、画家でもあります。書ははじめ松下烏石に就いて文徴明の書法を学びましたが、のちに二王と呼ばれる王羲之と王献之の書を研究しました。画は、伊孚九、池野大雅の山水画を縮小して模写し『伊孚九・池大雅山水画譜』を制作しています。文人画風の山水画を多く描きましたが、書、画に加えて篆刻もよくし、多才な作家として数々の作品を制作しました。

3.韓 天寿の歴史

韓天寿は1727年京都に生まれました。青木家に生まれたのですが、伊勢の両替商中川家の養子となり、33歳で家業を継ぎました。画家の池大雅と高芙蓉とはとても親しく、その仲の良さは三人で富士山・白山・立山に登山したほどです。そのため、三人ともが三岳道者と号しています。なお、青木夙夜は従弟にあたり、天寿を通じて大雅の門弟となっています。中川家には蔵書が多くありましたが、研究熱心な韓天寿は、さらに古い法帖や墨籍の蒐集を続けました。高価な金額でも中国から舶載されたものを購入するほど収集に没頭。隣家の火災が延焼したときは、何よりもまずその蔵書を守ったと言われています。収集癖が高じすぎて晩年は貧窮したといわれています。享年69歳。

4.韓 天寿の代表作

  • 古帖集覧
  • 古篆彙
  • 伊孚九・池大雅山水画譜

5.韓 天寿の作品の買取査定ポイント

韓天寿の作品は、とても古いものが多いため保存状態が重要なポイントとなります。鑑賞に耐えられる保存状態であれば、多少のシミがあっても査定に応じられると考えられます。真作であることも重要なので、印や落款があることも査定のポイントになります。箱や箱書があればなお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 箱があるか
  • 箱書があるか
  • 真作であること
  • 保存状態が良いかどうか

6.韓 天寿の作品の取引相場価格

韓天寿の作品は、市場にはあまり多く出回っていません。それゆえ、作品はとても希少性が高いと言えます。掛け軸ではありますが、画廊での販売価格を参考にすると『水墨山水図』が220,000円で販売されていました。これは紙本に墨筆で書かれており、作品サイズは68cm×28cmです。箱も付いています。画廊で販売されるなど、現代においても需要がある作家のため、真作の画は査定においても高値で取引されることが期待できます。

7.韓 天寿の作品の買取についてのまとめ

韓天寿は、江戸中期に活躍した書家であり画家です。画は山水画が多く、その作品は現代においてもとても高く評価されており、画廊などでも数十万などで販売されるなど、需要もあります。現在真作が出回ることは少なく、希少価値もありますので、高額査定が期待できる画家です。韓天寿の作品がお手元にありましたら、ぜひ一度、査定してみましょう。

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