狩野 探雪(かのう たんせつ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.狩野 探雪の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

狩野探雪は江戸時代中期の狩野派の画家で、江戸幕府の御用絵師として活躍しました。朝鮮通信使への贈呈屏風や京都御所の障壁画も制作し、当代随一の絵師として多くの傑作を残しています。作品は歴史的価値も高く、意外な高額査定となる可能性があります。

このページの目次

2.狩野 探雪という絵画作家について

狩野探雪の父は、江戸城や二条城の障壁画制作にも活躍し、江戸狩野派の繁栄の礎を築いた狩野探幽です。探雪は、父である探幽の気品を忠実に受け継ぎながらも、さらに瑞々しく細やかな画風に発展させ、探幽の絵画様式を18世紀の狩野派に繋げる重要な役割を担ったともいわれています。

3.狩野 探雪の絵画作家についての経歴など

狩野探雪は1655年に生まれ、名は守定、号は探雪のほかに孟隣斎、主殿と称しました。父の狩野探幽に画の手ほどきを受け、1674年、20歳の時に父の探幽が逝去したことに伴い別家を立てました。二度にわたり京都御所の障壁画制作に携わっており、制作した障壁画のうち、春日大社に詣でるために、春日野を行く天皇行列を描いたものともいわれる『春日野行幸』という作品の一部が、京都府長岡京市の光明寺に現存しています。また、1682年と1711年には、朝鮮通信使への贈呈屏風を描きました。息子の狩野探牛に後を託し、1714年に享年60歳で逝去しました。

4.狩野 探雪の絵画代表作品とは

  • 下り鯉図(1668年)
  • 春日野行幸(1709年頃)
  • 隻履達磨図
  • 観音図
  • 林和靖・山水図

5.狩野 探雪の絵画作品の買取査定ポイントを解説

狩野探雪は、江戸幕府の御用絵師として時代にその名を刻んだ高名な画家であるため、贋作が存在する可能性が指摘されています。そのため、狩野探雪作品の買取査定の際は、真贋判定が重要です。署名や落款、証明書などで真作の証明ができる場合は、高値がつく可能性が高まります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるとなお良し)
  • 作者のサイン(落款)があるかどうか
  • 付属品が保管されているか(額・箱など)
  • 作品の尺はどうか

6.狩野 探雪の絵画作品の取引相場や参考価格

一般市場では現在、狩野探雪作品は、模写や真贋不明なものも出回っている状況です。こちらは屏風になりますが、『竹林七賢人図屏風』という模写の作品は、開いた状態の全体サイズが182cm×390cmで、53,000円で落札されました。また、こちらは販売価格になりますが、探雪の真作の日本画である二幅の掛け軸『雪中画』が、作品全体のサイズがそれぞれ183cm×55.5cmで、270,000円で販売されています。このように、模写でも買取市場で一定の価格で取引されるほど探雪の作品の希少価値は高く、さらに真作の作品ともなると、高額の販売価格がつくほど求める人が多いことがわかります。出回ることの少ない真作の日本画の場合は、査定でも高額での取引が期待できるといえるでしょう。

7.狩野 探雪の絵画作品の買取についてのまとめ

父である狩野探幽の画法の継承者という重責を果たすだけでなく、さらに独自の画法も確立し、狩野派の発展に大きく貢献した狩野探雪。上品な中にも繊細で瑞々しい感性が息づく作品は、常にコレクターの熱い視線を浴びています。希少性の高い真作の日本画は、高値がつく可能性もあります。狩野探雪の作品をお持ちの場合は、一度査定に出されてみることをおすすめします。

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