狩野 貴信(かのう たかのぶ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 貴信の作品を売りたいお客様へ

狩野貴信は、根岸御行松狩野十代目として、幕末から明治に活躍した狩野派の日本画家です。江戸幕府の御用絵師として、江戸城の障壁画を描くなど活躍しました。明治維新後は新政府に仕え、第一回内国絵画共進会で褒状を受章するなど、その伝統的な芸術作品は高額の査定を期待できます。

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2.狩野 貴信についての解説

狩野貴信は、11歳で奥絵師を勤めたという近世狩野派の名手・狩野伊川院に学び、幕府の絵師として江戸城の障壁画を描きました。今も残る新潟県三条市の升箕社の『飛龍の大天井絵』。この16畳分もある大作を1日で描きあげるなど精力的に活動しました。明治維新後の日本美術軽視を見直す潮流の中で開催された、第一回内国絵画共進会では褒状を受章し、高い評価を得ました。

3.狩野 貴信の歴史

狩野貴信は、1809年に生まれました。号は晏川、皆春斎があります。根岸御行松狩野家九代・狩野良信の養子となり、十代目を継ぎます。狩野伊川院の元で学び、江戸幕府の御用絵師として江戸城の障壁画を描くなどしました。1855年には、新潟県にある升箕社の『飛龍の大天井絵』を1日で書き上げています。1890年の作である『近世職人絵尽』は江戸東京博物館に収蔵されています。1892年に死去。83歳でした。

4.狩野 貴信の代表作

  • 飛龍の大天井絵(1855年)
  • 近世職人絵尽(1890年)
  • 石山寺縁起絵巻

5.狩野 貴信の作品の買取査定ポイント

市場では、模写や真贋不明な作品が出回ることもあるため、高値の査定には正式な鑑定書の有無が重要になります。さらに、作品の保存状態の良さ、共箱などの付属品がそろっているか、ヤブレなどの傷みがないか、なども高額査定の重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 保存状態の良さ
  • 付属品は揃っているか(共箱・栞など)
  • 作品の傷み具合(破れ、縮みなど)

6.狩野 貴信の作品の取引相場価格

作品が真作であることが保証されれば、高値で取引される傾向があります。それから、作品の保存状態も取引相場価格に影響を与えます。狩野貴信の掛け軸として装丁された日本画である『彩色山水』は、14,000円で出品されています。大きさは、本紙縦37.5cm、横16.5cm、表装サイズは、縦119cm、横26.5cmで合箱がついています。掛け軸で、本紙と表装ともに、染み、ヤケ、しわなどがあるためこの価格ですが、真作の日本画作品で状態の良いものであればさらなる高額査定も期待できます。

7.狩野 貴信の作品の買取についてのまとめ

狩野貴信は、狩野派の画風を受け継ぎ、明治維新後にも伝統的な日本美術における芸術家として評価を受け、その作品は多くの美術館に収蔵されています。狩野貴信の作品をお持ちであれば、査定でその価値を知ってみてはいかがでしょうか。

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