狩野 栄信(かのう ながのぶ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.狩野 栄信の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

狩野栄信は、「江戸狩野中興の祖」と称される、江戸時代後期の画家です。近世の狩野派のなかでも、類まれな画才を持つといわれ、江戸幕府の御用絵師として、江戸城障壁画や朝鮮に贈呈する屏風を制作するなど、際立った活躍を見せました。熱心な愛好家が常に作品を求めており、高額査定となる可能性があります。

このページの目次

2.狩野 栄信という絵画作家について

狩野栄信は狩野派の画法の発展に熱心に取り組み、中国の名画の場面を組み合わせて一つの画面に構成し、新しい画題を作る技法を確立しました。さらに、清の絵画に学んで遠近法を取り入れ、奥行きのある作品世界の構築にも成功しています。洗練された独自の画風をも確立し、繊細で色鮮やかな花鳥画などの傑作を、数多く世に出しました。

3.狩野 栄信の絵画作家についての経歴など

狩野栄信は1775年に、江戸幕府の御用絵師のなかでも最も格式の高い狩野家の四家の一つである木挽町狩野家に生まれました。1785年には、早くも11歳で奥絵師として働き始めます。1808年に父の狩野惟信の死去により家督を継ぐと、同じ年に、朝鮮通信使へ贈る屏風絵制作の棟梁となるなど、木挽町狩野家の八代目としていっそうの活躍を見せました。また、日本古来の絵画様式である大和絵の画法を積極的に採用するとともに、狩野派の祖である狩野尚信が確立した洒脱な画風の水墨画を再興させています。1828年、享年54歳で逝去しました。

4.狩野 栄信の絵画代表作品とは

  • 花鳥図(1812年)
  • 蓬莱山図
  • 四季山水図
  • 郭子儀・花鳥図
  • 草花群虫図

5.狩野 栄信の絵画作品の買取査定ポイントを解説

江戸時代後期を代表する狩野派の絵師として名高い狩野栄信の日本画は、多くの模写や贋作の存在が指摘されており、真作の価値が高まっています。署名や落款、鑑定書などで真作の証明ができれば、高額査定となる可能性も高くなります。また、一般市場では、花鳥を画題とした作品の人気が高く、画題が何であるかも重要なポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 署名や印(落款)があるか
  • 画題が人気のある花鳥であるか
  • 作品の保存状態が良いか

6.狩野 栄信の絵画作品の取引相場や参考価格

一般市場では、狩野栄信の模写や真贋不明な作品も出回っており、真作の希少価値を高めています。三幅の掛け軸として装丁された日本画『雪月花図』は風景を描いたもので、作品サイズがそれぞれ95cm×30.5cm、少し折れやシミなどがある状態で、62,000円で落札されました。また、花鳥を画題にした日本画の人気も高く、真作であれば高額で取引される傾向があるようです。こちらも二幅の掛け軸として装丁された日本画になりますが、卯花とかっこうを画題に描かれた作品が、作品全体のサイズがそれぞれ171.3cm×51.3cmで、シミや焼け、折れがある状態でしたが、101,000円の高額落札に至っています。希少価値の高い真作の日本画で、花鳥を描いた作品は、高額での取引が期待できます。

7.狩野 栄信の絵画作品の買取についてのまとめ

天賦の才能を持ちながらも、画法の探究にも心血を注ぎ、狩野派を大きく発展させた狩野栄信。木挽町狩野家の八代目という重責を見事に果たし、江戸狩野中興の礎を築きました。希少価値の高い真作の日本画は、画題が花鳥である場合は、思わぬ高値がつくこともあります。お手元に狩野栄信の作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみることをおすすめします。

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