狩野 長信(かのう ながのぶ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 長信の作品を売りたいお客様へ

狩野長信は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師です。狩野派3代目、狩野松栄の四男で、狩野派の巨匠として知られています。江戸幕府の表絵師十五家の一つ、御徒町狩野家の祖であり、長信が桃山時代に描いた『花下遊楽図屏風』は風俗画の傑作とされています。

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2.狩野 長信についての解説

狩野長信は、幕府の御用絵師である表絵師を務めた御徒町狩野家を興しており、最も早く徳川家に奉仕をした狩野派の絵師とされています。長信が幕府に仕えたことは狩野家が幕府の御用絵師となるきっかけとなり、極めて重要な意味がありました。寛永期に、二条城の障壁画制作や台徳院霊廟の画事に従事、日光東照宮遷宮に伴う彩色にも加わるなど大きな功績を残しています。

3.狩野 長信の歴史

狩野長信は、1577年に狩野松栄の四男として生まれます。慶長年間(1596年から1615年)に、京都で徳川家康に拝謁して幕府の御用絵師となりました。1605年頃、徳川秀忠とともに江戸へ出向き、14人扶持を受けています。1608年に狩野光信が亡くなると、狩野探幽のそばについて狩野派一門の長老格として支えました。寛永期には第一線で活躍し、1625年に僧位の一つである法橋に叙されています。1654年に死去。78歳でした。

4.狩野 長信の代表作

  • 花下遊楽図屏風
  • 桜・桃・海棠図屏風
  • 龐居士霊昭女像

5.狩野 長信の作品の買取査定ポイント

和紙や絹本に描かれた作品ではカビやシミなどのトラブルが査定に影響を与える場合があります。特に制作年代が古い作品においては、傷み具合により絵が見づらくなることもあるからです。真贋の判断もつきにくくなるため、鑑定書があればなお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 絵の傷み具合(カビ、シミなど)
  • 落款と印章がある作品か
  • 保管方法は適切であったか
  • 真作の証明(証明書、鑑定書)

6.狩野 長信の作品の取引相場価格

取引相場価格は、作品が真作と証明できるか否かで大きく変動します。もちろん、絵の劣化状況や傷みの程度、作品の大きさや技法などにも影響されますが、正式な鑑定書がある作品は査定時に有利です。できれば付属することをおすすめします。狩野長信の相場価格は一般的な市場で開示されている情報が少なく推測が難しいのですが、歴史的な価値があることから高値での取引が見込めるようです。

7.狩野 長信の作品の買取についてのまとめ

御徒町狩野家を興した狩野長信は、二条城の障壁画制作や台徳院霊廟の画事に従事するなど狩野派を代表する絵師として活躍しました。代表作である『花下遊楽図屏風』は風俗画の傑作として国宝に指定されています。狩野長信の作品をお持ちであれば、査定でその価値を知ってみてはいかがでしょうか。

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