狩野 芳崖(かのう ほうがい)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.狩野 芳崖の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
狩野芳崖は幕末から明治にかけて活躍した日本画の巨匠で、近代日本画の父と呼ばれています。美術史家フェノロサとの出会いがきっかけで日本画の革新運動に参加し、人気画家となりました。日本画の新境地を開いた芳崖の作品は歴史的な価値も高く、高額での取引が予想されます。
このページの目次
2.狩野 芳崖という絵画作家について
狩野芳崖は長府藩狩野派の絵師であった狩野晴皐の家に生まれ、明治維新前は御用絵師として活躍していました。明治維新のときに職を失い、維新後は漆器や陶器の下絵を描いて生計を立てています。54歳のとき、日本美術を高く評価していた美術史家のフェノロサと出会い、西洋の写実や遠近法を取り入れた新しい日本画の創造に突き進みました。絶筆となった『悲母観音』は近代日本画の原点として重要文化財に指定されています。
3.狩野 芳崖の絵画作家についての経歴など
狩野芳崖は1828年に現在の山口県下関市で生まれます。1846年から勝川院雅信に学び、橋本雅邦とともに「竜虎」と称されました。1852年頃に独立して長府藩の御用絵師となります。しかし、1868年の明治維新で職を失い、10年ほど苦しい時期が続きました。1882年にフェノロサと出会い、お抱え絵師として雇われます。東京美術学校の創立にも尽力しましたが、開学を見ることなく1888年に死去しました。享年61歳。
4.狩野 芳崖の絵画代表作品とは
- 仁王捉鬼(1886年)
- 不動明王(1887年)
- 悲母観音(1888年)
5.狩野 芳崖の絵画作品の買取査定ポイントを解説
近代日本画の父と称される狩野芳崖の作品は人気が高く、模写や工芸品も数多く取引されているようです。真作の確認のため、査定時に鑑定書があればスムーズに話ができます。また、年代がかなり古いので、絵の劣化を防ぐために保管方法には注意しましょう。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 正式な鑑定書の付属
- 本人の落款・印章があるか
- 状態の良し悪し(シミ・退色など)
- 付属品はあるか
6.狩野 芳崖の絵画作品の取引相場や参考価格
狩野芳崖の真作保証がある『江山無盡圖』という作品は、49万9,000円で取引されました。落款と印章が確認でき、紙本の大きさは縦64cm×横86cmです。作品には少し汚れや傷みがあるようですが、おおむね良い状態です。また、『福禄寿図』という作品は真筆で絹本着色とされ、21万2,000円で落札されました。作品に少しのシミや汚れが見られますが、良好な状態であるとされています。岡倉秋水の鑑定箱付きです。大きさは全体が縦219.5cm×横64cmで、本紙が縦125cm×横49.5cmとなっています。
7.狩野 芳崖の絵画作品の買取についてのまとめ
明治維新後は画家として苦しい時期が続いた狩野芳崖ですが、ひたすら自分の技術を磨き続けました。その甲斐あって、フェノロサとの出会いをきっかけに画家として大きく評価されることとなります。新しい日本画の領域を開拓した狩野芳崖の作品をお持ちでしたら、査定で価値を知ってみてはいかがでしょうか。
その他の絵画について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。