狩野 永朝(かのう えいちょう)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.狩野 永朝の作品を売りたいお客様へ

狩野永朝は、花鳥画や山水画を得意とし、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した日本画家です。倉敷市立美術館などの公的機関に作品が収蔵されて、高く評価されています。狩野永朝の作品はほとんど市場に出回らず希少性があり、買取額が高値になる可能性があります。

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2.狩野 永朝についての解説

狩野永朝は弘化年間に岡山を訪れて虫明(現在の瀬戸内市)で虫明焼きの絵付けなどをし、安政年間には西大寺(現在の岡山市)に移って門人に教えるなど活躍しました。岡山藩池田家の菩提寺曹源寺には70点に及ぶ作品が残されており、他にも日本三大奇祭のはだか祭りで知られる西大寺観音院に、狩野永朝作の『会陽絵馬』があります。こちらは縦330cm×横516cmの非常に大きな作品で、岡山市の重要文化財に指定されています。

3.狩野 永朝の歴史

狩野永朝は、1831年に生まれ、字は白駒といい、別号に山雷があり、田中山雷とも称しました。狩野山楽直系の9代狩野永岳の養子で、永岳に師事して画を学びます。後に岡山に滞在して弟子の指導に尽力しました。弘化年間に岡山藩筆頭家老の伊木三猿斎に招かれて、邑久郡虫明(現在の岡山県瀬戸内市邑久町虫明)に居住し、虫明焼の絵付けなどを行い、その後西大寺村(現在の岡山市西大寺)に移って画家として活躍し、1900年に69歳で死去しました。

4.狩野 永朝の代表作

  • 会陽絵馬(1877年)

5.狩野 永朝の作品の買取査定ポイント

狩野永朝は京狩野派の画家として活躍していたため歴史的価値が高く、保存状態のよい絵画作品であれば、かなりの高額査定が期待されます。真贋不明の作品や模写もあるため、肉筆画の真作であるかが高額査定の重要なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 肉筆画の真作であるか
  • 落款はあるか
  • 作品の保存状態はよいか

6.狩野 永朝の作品の取引相場価格

狩野永朝の作品は、模写などの真贋不明の作品がときどき市場に出ることがありますが、真作はネットオークションや古美術商でもなかなか出回ることがなく、一般的な取引価格を推測することが難しい状態です。しかし京狩野派の画家であることから、歴史的な価値が高く、市場の作品数の少なさからも希少価値が上がっており、正式な鑑定書が付属された真作で、保存状態がよい作品であれば高額での取引となる可能性があります。

7.狩野 永朝の作品の買取についてのまとめ

狩野永朝は京狩野派の画家として活躍しましたが、現在では市場に作品がほとんど出回らず、非常に希少価値が高くなっています。真作が市場に出れば高額で取引される可能性があるので、お手元に狩野永朝の貴重な作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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