懐月堂 安度(かいげつどう あんど)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.懐月堂 安度の作品を売りたいお客様へ

懐月堂安度は江戸時代の浮世絵師です。1704年くらいから1716年頃に活躍したと言われています。懐月堂安度の作風は、濃墨を使い衣紋線で縁どった衣装に大柄な模様を描き、鮮やかな色彩を施したという特徴を持っています。当時随一の人気を誇り、高い評価を得ています。

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2.懐月堂 安度についての解説

懐月堂安度の作品の大きな特徴は大胆な構図と筆致で、濃墨を使った衣模線に縁どられた衣装は明快に彩色され、モチーフとなった遊女を堂々とした印象的な姿に描き上げることです。その特徴は懐月堂派と呼ばれる門人たちに受け継がれ、海外でも高い人気を博しました。肉筆に拘り『遊女と禿図』や『立美人図』といった作品を世に送り出しています。

3.懐月堂 安度の歴史

懐月堂安度の生没年は不明です。1704年から1716年頃に活躍したと言われており、5人の弟子を従えて浮世絵工房を営み肉筆による美人画で一世を風靡した絵師です。弟子達は懐月堂派と呼ばれ、その作品は国外でも人気を博しました。現在の東京都台東区駒形あたりに居を構えていたとされ、美人画の他『川中島合戦図』や『武田信玄像』なども製作しました。1714年の「江島生島事件」に巻きこまれ伊豆大島に流罪になっています。一説によると俳人の志村常仙と懐月堂安度は同一人物ではないかと言われおり、もしそうだとすると1677年生まれで1752年に76歳で没したことになります。

4.懐月堂 安度の作品の買取査定ポイント

懐月堂安度の作品は、国内外を問わず高く評価されています。特に美人画は人気が高く、市場での需要も大いに期待できます。ちなみに安度の弟子である度範の作品が海外オークションクリスティーズで243,750米ドル(約2,600万円)で落札されたことを考えると、その師である安度の作品も高い査定額となることが期待できます。但し古い時代の肉筆画ですので、その保存状態は大変重要な査定ポイントとなります。もしも額装された状態でコンディションの良い作品が出回ることがあれば破格の査定額が予想できます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態が良いか
  • 市場需要のある作品か
  • 肉筆画であるか

5.懐月堂 安度の作品の取引相場価格

懐月堂派と呼ばれる浮世絵師たちの作品は国内外で人気が高く、国内でも様々な美術館で特集展示されるほどです。中でも懐月堂派の頭領として大きな影響を及ぼした安度の作品は美術館や博物館で所蔵されている例が多いです。しかしながら、庶民が気軽に購入できる美術品だった浮世絵の特徴を考えると、個人で所蔵している作品が眠っている可能性も高いと思われます。気になるのはその保存状態ですが、額装されるなどの良い状態の作品が出回ることがあれば、日本画としての価値も相当に高く、良い査定額となることは想像に難くありません。

6.懐月堂 安度の作品の買取についてのまとめ

懐月堂派の頂点に立ち、多くの絵師に影響を及ぼしてきた懐月堂安度の作品は、研ぎ澄まされた筆致と原色を用いた大胆な彩色で描かれた美人図が多く、その独特な構図と表現方法は、多くの絵師に多大な影響を与えました。肉筆画に拘り、弟子を従えて量産した美人画は、当時の江戸庶民に人気を得て一世を風靡したと言われています。発見されている主だった作品は美術館所蔵となっていますが、個人蔵の作品も眠っている可能性があります。お手持ちの中に浮世絵作品がありましたら、是非査定に出してみてはいかがでしょうか。

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