門脇 俊一(かどわき しゅんいち)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.門脇 俊一の作品を売りたいお客様へ

門脇俊一は日本を代表する画家であり版画家です。1925年に海軍に入隊するまで独学で絵を描き、生涯誰かに師事することはありませんでした。門脇俊一の作風は野趣あふれる独特のタッチで、現代の浮世絵師とも呼ばれています。孤高の芸術家として高い評価を得ています。

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2.門脇 俊一についての解説

門脇俊一の作品の大きな特徴は荒々しいまでの独特なタッチで、油彩をはじめ水墨画や木版画など、多彩な表現方法を用い、日常の風景を切り取った作品を多数生み出し続けました。細密とは対極にある大胆なタッチの作品は国内外で大変高く評価されています。油彩や水墨の作品で額装された保存状態の良い作品は、特に高い査定額となる作家です。

3.門脇 俊一の歴史

門脇俊一は、1913年に香川県で生まれました。少年期に独学で絵を嗜み、1925年海軍に入隊します。海軍兵として遠洋航海に赴き、南シナ海やアフリカ、地中海やヨーロッパを訪れ、西洋美術に触れる機会を得ます。1939年に海軍絵画要員として勤務し、1940年以降海軍美術展で入選しています。1945年に兵役解除され、写生のため長崎県で山小屋生活に入ります。4年後香川県に戻り、油絵や水墨画、木版画など多彩な表現方法で独自の路線を切り開いていきます。1965年に人間国宝と日展審査員を辞退、1973年には文化勲章を辞退するなど、芸術家としての名誉をすべて不要とし、ひたすら制作活動に打ち込みますが、2006年93歳で香川県に没しました。

4.門脇 俊一の代表作

  • 高速運転(1939年)
  • 機上武技(1940年)
  • 横浜沖奉祝観艦式図(1940年)

5.門脇 俊一の作品の買取査定ポイント

門脇俊一の作品は国内外を問わず高く評価されています。木版画の他にも裸婦をモチーフとした油彩作品なども人気が高く、市場での需要が大いに期待できます。門脇俊一の買取査定のポイントは保存状態の良さですが、その作品の大きさや額装の有無も考慮する必要があります。真作保証付きでコンディションの良い作品であれば、更に良い査定結果が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 市場需要のある作品か
  • 保存状態が良いか
  • 大きさはどれくらいか
  • 額装や表装はされているか
  • 保証書や鑑定書がついているか

6.門脇 俊一の作品の取引相場価格

門脇俊一の取引実績としては1961年に制作された『ラ婦』という作品が約5万円で取引されています。これはサイズが額寸95.5cm×83.5cm、画寸72cm×60cm、額に多少のスレがあるものの作品には問題ない状態でした。他にも『達磨図』という墨画淡彩の作品は、額寸108cm×89cm、画寸89cm×70cmで、額の全面はアクリル板、作品にも変色やシミ、擦れなどがある状態したが約9万円で取引されました。

7.門脇 俊一の作品の買取についてのまとめ

門脇俊一は、芸術家としての名誉を自ら排除し、孤高の道を選んだ現代の浮世絵師と呼ばれる画家であり版画家です。その作風は荒々しいまでのタッチを身上としており、対象物の本質を見抜き、日常の一瞬を鋭く切り取る技量は、国内外で高く評価されています。独自の制作活動を続けた門脇俊一は作品数が多く、流通しているものは木版画が主ですが、油彩や墨画などでコンディションの良い真作であっても、相当に良い査定額を期待できる人気の作家です。門脇の絵画作品をお手持ちであれば是非ご連絡ください。

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