徐 世昌(じょ せいしょう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.徐 世昌の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
徐世昌は、中国・清末から中華民国初期に活躍した政治家・文人画家です。中華民国が設立され、中国固有の文化が弱体化するなかで、芸術の保護と振興においても指導的な立場を担い、伝統を重んじながら革新を目指す文化政策を推し進めました。政権を退いた後には、水墨で描かれたいわゆる文人画や書に優れた作品を残しています。卓越した精神、人格から生み出されるとされる「詩書画一致」の境地を重んじた情趣豊かな作品は、中国や日本などで高く評価されています。
このページの目次
2.徐 世昌という絵画作家について
中華民国北京政府の大総統であった徐世昌は、「文治総統」とも呼ばれ、文化芸術の保護・発展に努めたことで知られます。その博学をもって、近代中国絵画の研究にも陰ながら尽力し、「京津画派」の創始者の一人とも言われ、現代にいたる中国絵画の勃興に貢献しました。書画の手ほどきは6歳から受けたとされ、字は卜五、号は菊人、東海、水竹邨人などとし、引退後は退耕堂とも称しました。書は草書体が主に用いられ、その繊細な線は、流麗洒脱と評されています。絵画では、特に山水画に優れた作品を残し、水墨による松や竹、梅、蘭、菊といった画題では優雅で気品のある作風で知られています。
3.徐 世昌の絵画作家についての経歴など
徐世昌は、1855年河南省天津の代々官僚を輩出する名家に生まれます。1886年に科挙に合格し、幼い頃から親交のあった袁世凱とともに出世を重ね、1911年には内閣協理大臣に任命されます。1918年、安徽派に推挙されて大総統に就任すると、北京政府と孫文や南方諸勢力との調和を目指しましたが失敗。1922年の辞任後は、故郷の天津で隠遁生活を営み、詩書画の優品を数多く残しました。1936年に亡くなるまで20冊あまりの著作も残しています。
4.徐 世昌の絵画代表作品とは
- 東三省政略(1911年)
- 東三省政略(1911年)
- 退耕堂政書(1914年)
5.徐 世昌の絵画作品の買取査定ポイントを解説
買取査定にあたっては、まず徐世昌の真作であるかどうか、署名や落款が本人のものであるかを確認しましょう。紙に虫喰いやシミ、焼けがないかどうかも重要なポイントです。状態が良く、サイズが大きい方が高額に査定される傾向にあります。鑑定士の証明書や来歴や出品歴を示した情報があれば査定に役立ちます。自讃のある水墨画は書のみの作品よりも価格が高くなる可能性があります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 徐 世昌の本物の作品かどうか
- 出来栄えが良いかどうか
- 欠け、折れ、シミなどがないか
- 良い状態で保存されているか
- 展覧会への出品や書籍への掲載があるか
- 箱の有無
6.徐 世昌の絵画作品の取引相場や参考価格
徐世昌は、扇面への描画を好み絵画作品を人に譲ることをはばかったとされますが、書の作品もあわせると比較的頻繁に取引され、しばしば海外のオークションに出品されています。花鳥画の小品では状態の良いもので15万〜20万円ほど、大画面の山水画では50万〜70万円の価格で落札されています。書作品では状態の良い対幅に30万〜40万円ほどの価格がつけられています。
7.徐 世昌の絵画作品の買取についてのまとめ
高い教養を背景としながら、花鳥や山水といった日本人にも親しみやすい画題と心安らぐ風情を持った文人画は、現在でも広く愛されています。なかでも、中国の長い歴史と伝統に裏打ちされた徐世昌の作品は、南宋文人画の伝統的な空間構成や筆法を引き継いだ、清らかで高貴な魅力に溢れています。歴史的にも重要な人物の作品ですので、相応の価格での買取が期待できます。徐世昌の作品をお持ちの方は、ぜひ一度、査定のご相談にお越しください。
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