John William Waterhouse(ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.John William Waterhouseの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、19世紀後半に活躍したイギリス人画家です。ラファエル前派に影響を受け、神話や騎士道物語などの有名な文学作品に登場する美しい女性たちをドラマティックに描きました。ロイヤル・アカデミー会員として活躍したウォータハウスは、20世紀前半には流行遅れと見なされましたが、近年では評価を回復し、海外のオークションでは高額落札が続いています。

このページの目次

2.John William Waterhouseという絵画作家について

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、初期にはローレンス・アルマ=タデマやフレデリック・レイトンなどに近い様式で古典的な主題を描いていましたが、徐々にラファエル前派の画家たちに共鳴し、ギリシャ神話やアーサー王伝説などに登場する悲劇的な運命を背負った女性像や男性を惑わす魔性の女性たちを主なモチーフとして、衣服の襞や磁器のような肌の表現、色彩や身振りによるロマンチックな効果を追求しました。

3.John William Waterhouseの絵画作家についての経歴など

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、1849年のローマで両親とも画家の家に生まれました。父の下で絵画を学んだのち、1870年にロンドンのロイヤル・アカデミーに入学します。1874年に発表した『眠りと異母兄弟の死』が高く評価されて以後、1916年までロイヤル・アカデミーの展覧会にほぼ毎年出品し、1876年に夏の展覧会で一等を得て、1895年にはロイヤル・アカデミーの正会員となりました。セント・ジョンズ・ウッド美術学校で教鞭を取るなど後進の育成にも励みつつ、1917年に癌で亡くなりました。

4.John William Waterhouseの絵画代表作品とは

  • 眠りと異母兄弟の死(1874年)
  • シャロットの女(1888年)
  • オフィーリア(1889年)
  • ヒュラスとニンフたち(1896年)
  • デカメロン(1916年)

5.John William Waterhouseの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかどうかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると評価額が高くなる可能性があります。一般に、サイズが大きいものほど、また、素描や習作、版画よりも油彩画が高額に査定される傾向にあります。欠けやシミ、カビなどが無いかどうかも評価の基準となります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 画家の真作であるかどうか
  • 制作された技法、素材は何か
  • サイズが大きいかどうか
  • 状態が良いか
  • 来歴や出品歴が分かるかどうか

6.John William Waterhouseの絵画作品の取引相場や参考価格

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの作品の買取価格が国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることはほとんどありませんが、海外のオークションでは極めて高額で落札されています。2018年のクリスティーズ・ニューヨークに出品された98.5cm×60.3cmの『ティスべ』は予想落札額を大きく上回って、約373万米ドル、日本円換算で約4億円で落札されました。2016年のクリスティーズ・ロンドンに出品された、『エコーとナルキッソス』の習作である79.4cm×46cmの木炭デッサンは、9万8,500ポンド、約1,200万円で落札されています。

7.John William Waterhouseの絵画作品の買取についてのまとめ

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、ラファエル前派の美学を継承して、ドラマチックで華麗な女性像を精緻な表現で描き出し、19世紀末のイギリス美術を代表する画家となりました。かつて時代遅れとも見なされたその作品は、近年改めて高く評価されるようになり、オークションでは習作素描にいたるまで極めて高額で取引されています。

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