John Singer Sargent(ジョン・シンガー・サージェント)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.John Singer Sargentの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ジョン・シンガー・サージェントは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて主にイギリスで活躍したアメリカ人画家です。優れた肖像画家として知られ、その作品はエドワード朝の上流階級の豪奢な生活を現代に伝えています。20世紀中頃に差し掛かると、古典的な優雅さを湛えたその様式が時代遅れなものと見なされた時期もありましたが、のちに再評価され、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルは「誰もを魅力的に見せた」と絶するほどに評価されています。
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2.John Singer Sargentという絵画作家について
ジョン・シンガー・サージェントは、ヴェネチア派の色彩や、ディエゴ・ベラスケス、トマス・ゲインズボロら偉大な肖像画家に影響を受け、古典的で理想化された構図を闊達で巧みな筆使いで描いた、威風堂々とした肖像画を描きました。その肖像画は、アメリカからロンドンまでわざわざ旅をした注文主もいたほどの人気となりましたが、戸外制作による印象派風の作品にも取り組み、1907年以降は、壁画と水彩風景画に重点を置いて制作をしました。
3.John Singer Sargentの絵画作家についての経歴など
ジョン・シンガー・サージェントは、1856年、フィレンチェで裕福なアメリカ人夫婦のあいだに生を受けました。1874年~1878年にはパリの肖像画家カルロス=デュランの下で修行をし、1877年にはサロン初出品を果たしています。スペイン-イタリア旅行からパリへ戻ると、肖像画家としての評価を高めていきますが、1884年の代表作『マダムX』への酷評をきっかけにイギリスへ移住しました。以後も、精力的に注文をこなしましたが、1907年以降肖像画家としての活動を制限し、主に風景画に取り組みます。晩年には頻繁にアメリカを訪れ、1925年、心臓病で亡くなりました。
4.John Singer Sargentの絵画代表作品とは
- エドワード・D・ボイトの娘たち(1882年)
- エル・ハレオ(1882年)
- マダムX(1884年)
- カーネーション、リリー、リリー、ローズ(1885年)
- セオドア・ルーズベルト(1903年)
5.John Singer Sargentの絵画作品の買取査定ポイントを解説
ジョン・シンガー・サージェントの買取査定においてもっとも重要な点は画家の真作であることです。来歴や出品歴、掲載歴が判明していることも評価の対象になります。水彩画よりも油彩画が、サイズは小さいものより大きいものほど、高額に査定される傾向があります。出来栄えや、シミや日焼け、カビ、虫食いなどがないかどうかも査定額を左右する要素です。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- ジョン・シンガー・サージェントの真作であること
- 出来栄えが良いか
- サイズが大きいものかどうか
- 来歴、出品歴、掲載歴が分かるかどうか
- 状態は良いか
6.John Singer Sargentの絵画作品の取引相場や参考価格
ジョン・シンガー・サージェント作品の日本での販売価格や買取事例はほとんど公開されていませんが、海外のオークションや画廊では、極めて高額で取引がなされています。サージェント作品の最高落札額は、2004年のサザビーズに出品された印象派風の人物画で、56.8cm×72.5cmの作品が、予想額を大きく上回る約25億円で落札されました(以下、価格は全て日本円換算)。2018年には、ロックフェラー家が旧蔵した晩年の風景画が、55.9cm×71.1cmのサイズで、約10億円で落札されています。最晩年の水彩画(39.4cm×53.3cm)であっても、約7,800万円と、同画家の作品は極めて高額な取引が期待できます。
7.John Singer Sargentの絵画作品の買取についてのまとめ
ジョン・シンガー・サージェントは、印象派やホイッスラーなどと同時代を生きながら、古典的な芸術にも学び、磨き上げた感性と巧みな筆使いによって洗練された肖像画を数多く残しました。その作品は、当時の社交界の人物や風俗、衣装などの貴重な証言であるとともに、都会的なエレガンス溢れる作風が、美術史上に独自の地位を築いています。サージェントの作品をお手元にお持ちのかたは、ぜひ一度お問合せください。
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