John Marin(ジョン・マリン)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.John Marinの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ジョン・マリンは、20世紀前半のアメリカで活躍した画家、版画家です。アルフレッド・スティーグリッツと深く交友し、戦前のアメリカにおけるモダン・アートを代表するアーティストとして、ジョージア・オキーフやアーサー・ダヴらと並び評されています。40歳も間近にして本格的に画業を始めたマリンは、水彩画家としてすぐに名声を得て、風景画を主に制作しました。その半抽象的でダイナミックな作品は、戦後の抽象表現主義の先駆者とも言われています。

このページの目次

2.John Marinという絵画作家について

ジョン・マリンは、ヨーロッパ滞在中に水彩画の技術を高め、様々な透明度の色彩を用いて、力強い線的要素を縦横無尽に配置した抽象性の高いスタイルを確立させました。ニューヨークの摩天楼やハドソン川、ブルックリン橋などの都会的なモチーフをダイナミックにデザイン化した半抽象的な作品を数多く制作し、メーン州を訪れるようになってからは、同地の空や海をモチーフに、自然のダイナミズムを大胆かつみずみずしい筆致で描いた画家です。

3.John Marinの絵画作家についての経歴など

ジョン・マリンは、1870年にニュージャージー州ラザフォードに生まれました。1899年からはペンシルヴァニアの美術アカデミーで、ついでニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで絵画を学び、1905年からはパリを中心にヨーロッパ各地を訪れました。1909年にアルフレッド・スティーグリッツの運営する「ギャラリー291」にて個展を開催し、1913年の「アーモリー・ショー」にも参加。1914年よりメーン州の自然に魅せられ、その風景を数多く描きます。1936年にはニューヨーク近代美術館で回顧展が開かれ、1953年に亡くなるまでその名声は揺るぎませんでした。

4.John Marinの絵画代表作品とは

  • マンハッタンのセント・ポール大聖堂(1914年)
  • 連作 ウィーホーケン(1916年)
  • ニューヨーク、ラジオ・シティの屋上(1937年)
  • メーン州タンク山の秋(1945年)
  • 秋の色彩No.4(1952年)

5.John Marinの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ジョン・マリンの価格査定では、まず画家の本物の作品であるかどうかが重要です。小さいものよりも大きいサイズの作品に高額の評価がつけられる傾向にあり、また、鉛筆素描や版画よりも水彩画や油彩画が高額査定の対象となります。仕上がりが良いか、シミや破れ、日焼けなどが無いかといった作品の状態もポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ジョン・マリンの本物の作品であるかどうか
  • 展覧会の出品歴や雑誌などの掲載歴があるかどうか
  • 作品に欠け、シミ、日焼け、カビなどがないかどうか
  • 出来栄えが良いかどうか
  • サイズは大きめかどうか

6.John Marinの絵画作品の取引相場や参考価格

ジョン・マリン作品の買取価格が、国内の画廊やオークションサイトで公開されることはほとんどありませんが、海外のオークション、とりわけアメリカにおいて、きわめて高額で落札されているようです。2018年のクリスティーズでは、海を描いた油彩画『My-Hell Raising Sea』(63.5cm×76.2cm)が、予想を大きく上回って、157万5,000米ドル、約1億7,000万円で、画家自作の額におさめられた晩年の抽象性の高い油彩風景(63.5cm×76.2cm)は、予想を下回りながらも46万8,500米ドル、約5,100万円で落札されています。水彩の風景画は、サイズや仕上がりによって、9万米ドル~18万米ドルほどで落札されています。

7.John Marinの絵画作品の買取についてのまとめ

ジョン・マリンは、アメリカにおける最も重要な近代美術のプロモーターであった写真家スティーグリッツに認められることで、その評価を確固たるものにしました。日本での知名度は未だ低いものの、アメリカではメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館など主要な美術館に作品が所蔵され、その自由闊達な風景画が広く愛されています。水彩や素描でも高額の評価が期待できる人気の画家です。

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