John La Farge(ジョン・ラファージ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.John La Fargeの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ジョン・ラファージは、19世紀後半に主にアメリカで活躍した画家、装飾芸術家です。草花やロード・アイランドの風景、日本やポリネシアの風物を水々しい筆致で描いた油彩画や水彩画を制作し、象徴主義的な画風で描かれた壁画や、独自の技術を用いたステンドグラスをアメリカ各地に残しました。また、日本美術に傾倒し、アメリカにジャポニズムをもたらした最初期の人物としても知られ、その幅広い活動が生前から高く評価されています。
このページの目次
2.John La Fargeという絵画作家について
ジョン・ラファージは、初期には風景や花を独特の落ち着いたトーンで描きました。1870年代には、当時、公共建築や富裕層の私邸にしばしば描かれるようになった壁画に優れた作品を残し、ステンドグラスでは溶接やオパールグラスの使用における独自の技術を確立して、アメリカ国内の数々の教会を彩りました。日本や南太平洋の国々で制作された水彩画には、現地の風土や気候、文化を貪欲に吸収した成果が見事に描き出されています。
3.John La Fargeの絵画作家についての経歴など
ジョン・ラファージは、1835年ニューヨークにて裕福なフランス人家庭に生を受けます。大学では法律を学びましたが、1856年に渡仏し、トマ・クチュールに師事しました。帰国後は、ニューポートにてウィリアム・モリス・ハントに教えを受け、1860年代には挿絵や子供向けのイラストなどを制作。1870年代より、壁画やステンドグラスの制作に取り組みました。1886年には、かねてよりその美術品を収集、研究していた日本に渡り、1890年以降は南太平洋を旅行して、現地の風景などを水彩画に描きました。1910年、ロード・アイランド、プロヴィデンスにて亡くなりました。
4.John La Fargeの絵画代表作品とは
- パラダイス・バレー(1866年~1868年)
- 黄金時代(1878年)
- 救いの天使(1886年)
- 鎌倉の大仏(1886年)
- サモア、ヴァライアでカヌーを運ぶ少女たち(1891年)
5.John La Fargeの絵画作品の買取査定ポイントを解説
ジョン・ラファージの価格査定では、まず画家の本物の作品であるかどうかが重要です。来歴や出品歴、掲載歴がわかると査定の際に役立つでしょう。また、水彩や素描より油彩画が、小さいものよりも大きいサイズの作品に高額の評価がつけられる傾向にあります。油彩画では剥落やヒビ、素描では、シミや破れがないかも査定額に反映されます。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- ジョン・ラファージの本物の作品であるかどうか
- 展覧会の出品歴や雑誌などの掲載歴があるかどうか
- 作品に欠け、シミ、日焼け、カビなどがないかどうか
- 出来栄えが良いかどうか
- サイズは大きめかどうか
6.John La Fargeの絵画作品の取引相場や参考価格
ジョン・ラファージの作品の買取価格が、国内の画廊やオークションサイトで公開されることはほとんどありませんが、海外のオークションでは、しばしば取引があります。2016年にクリスティーズに出品されたジャポニスム風のめずらしい蜜蝋画(86.7cm×39.7cm)は、予想をはるかに上回る約1億2,500万円もの落札額となりました(以下、価格は全て日本円換算)。画業の後半に南洋地域を描いた48cm×76.2cmの風景油彩画は約2,000万円で落札された一方、場所が特定されていない26.7cm×47.6cmの水彩風景は、約165万円ほどで落札されています。
7.John La Fargeの絵画作品の買取についてのまとめ
ジョン・ラファージは、19世紀中頃のアメリカにおいて、先進的な風景画の様式やジャポニスムを取り入れた最初期の画家でした。加えて、装飾芸術、とりわけステンドグラスにおいてオパールという新たな技法と新鮮なデザインを生み出し、国際的にも評価されました。技法や主題、仕上がりによっては思いがけない高額査定も期待できます。
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