John Constable(ジョン・コンスタブル)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.John Constableの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ジョン・コンスタブルは、19世紀初め頃に活躍したイギリスの風景画家です。17世紀オランダの風景画に深い関心を示し、新鮮な外光のもとで広大な自然を生き生きと描写しました。フランスで紹介されると、ウジェーヌ・ドラクロアやバルビゾン派の画家たちに多大な影響を与え、同地での名声が高まりました。生涯を通じて描いた故郷サフォーク周辺の田園風景は、見る人に穏やかな感動を与え、いまも多くの人々に高く評価されています。

このページの目次

2.John Constableという絵画作家について

ジョン・コンスタブルの作品は、ロランらの古典的風景画に構図の面で影響を受けながらも、早くから生気に満ちた光や色彩、自由な筆触など、後年まで続く独自の特徴を備えていました。メインデルト・ホッベマら17世紀オランダの風景画にも多くを学び、故郷の自然や風土を描き出すことにその画力を傾注します。大胆な筆使いや丹念な自然観察が見て取れる原寸大の油彩下絵や、空や海を描いた即興的なスケッチは、印象派以降の絵画の先駆として、完成作と並び評価されています

3.John Constableの絵画作家についての経歴など

ジョン・コンスタブルは、1776年ロンドン北東のサフォーク州にて製粉業者の息子として生を受けます。20歳の頃に画家を志し、1799年、23歳でロイヤル・アカデミーでの就学を果たします。1819年にアカデミーの準会員となり、1821年に代表作『乾草車』を発表します。イギリスでは大きな反響のなかった同作品は、1824年にフランスのサロンで大絶賛となり、ドラクロワやバルビゾン派の画家たちに影響を与えました。1829年、52歳でようやくアカデミーの正会員に選ばれると、生徒たちの人気を集め、また風景画の歴史についても講義をしました。1837年に亡くなりハムステッドに埋葬されました。

4.John Constableの絵画代表作品とは

  • 乾草車(1821年)
  • 主教の庭から見たソールズベリー大聖堂(1825年頃)
  • ホワイトホールの階段から見たウォータールー橋の開通(1832年)
  • ストーンヘンジ(1835年)
  • 虹のハムステッドヒース(1836年)

5.John Constableの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ジョン・コンスタブルの買取査定にあたっては、画家の本物の作品であるかどうかがまず重要となります。来歴が判明していたり、証明書が付帯されていれば真作鑑定の助けとなります。また、サイズが大きいほど査定額は高くなる傾向にあります。剥落やカビがないかなどの状態の良し悪しも査定額を左右するポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • ジョン・コンスタブルの真作であるかどうか
  • サイズは大きいかどうか
  • 来歴や出品履歴が判明しているかどうか
  • 来歴や出品履歴が判明しているかどうか
  • 出来栄えが良いか

6.John Constableの絵画作品の取引相場や参考価格

ジョン・コンスタブルは、国内の画廊やネットオークションで見かけることはほとんどありませんが、海外のオークションでは、非常に高額で落札される人気の高い画家です。2012年のクリスティーズのオークションでは、オリジナルの額装が残った142.2cm×120.7cmの油彩画完成作が、約30億円(以下、全て日本円に換算)で落札されました。小ぶりの油彩スケッチ(18.5cm×27.4cm)でも、画家の先駆性を示すとして評価の高い雲の習作であれば約1億6,000万円もの高値となり、水彩による風景素描でも出来栄えの良いもの(18.5cm×27.4cm)では、約4,000万円の落札額でした。

7.John Constableの絵画作品の買取についてのまとめ

ジョン・コンスタブルは、過去の風景画から学ぶだけでなく、丹念な自然観察と習作の繰り返しによって、非常に生き生きとしたイギリスの風景を描き出しました。国外での評価を高めながらも、終生、故郷の田園風景を描くことにこだわったコンスタブルの作品には、誰しもが共感できる叙情性と自然から受ける感動が表現され、多くの人々にいまも愛されています。真作であればほとんどの場合高額の査定額が期待できるでしょう。

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