Jean Jansem(ジャン・ジャンセン)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ
1.ジャン・ジャンセンの作品を売りたいお客様へ
ジャン・ジャンセンは戦後のフランス具象画壇で活躍した巨匠であり、アルメニア人画家です。卓越したデッサン力、淡々しい色彩とふるえるような繊細な線で、心の内に潜む苦悩や悲哀を描写し、フランス画壇を代表する巨匠として高く評価されています。ポピュリッツ賞、アントラル賞を受賞。また祖国のアルメニア国立館で「虐殺展」を開催してその功績が称えられ、アルメニアからは国家勲章、フランスから最高勲章であるレジオンドヌール勲章を受賞しました。作品はパリの美術館をはじめ欧米の諸美術館に収蔵され、日本でも長野県安曇野に世界で初めての「安曇野ジャンセン美術館」が開館するほど非常に高く根強い人気を得ています。
このページの目次
2.ジャン・ジャンセンについての解説
華やかな舞台の裏の疲れたバレリーナの姿、今を盛りに咲き誇る花ではなく枯れた花、「普段の日常をありのままに描く」と語るジャンセンは、モチーフのいわばありのままの影の部分を独自の視点で表現しました。また祖国アルメニアの迫害や虐殺という悲劇の歴史は、ジャンセンのその後の生き方に大きな影響を与え、アルメニア国立館で大々的に「虐殺展」を開催する行動に駆り立てました。
3.ジャン・ジャンセンの歴史
ジャンセンは1920年トルコに生まれました。少年時代は戦禍を逃れギリシャで過ごし、11歳の時一家でフランスに渡ります。怪我の治療で入院していた3年間のなかで、画家になる決心をしたと言います。1938年にパリ装飾美術学校を卒業、その後も様々なアトリエを訪れ絵の研鑽に励みました。1951年にはポピュリッツ賞を、1953年にはアントラル賞を受賞します。1958年にサロン・デ・ジューヌバンチュールの会長に推され、サロンドートンヌの会員となります。また同年メキシコのコンパレゾン賞も受賞しました。2002年にはアルメニアに招待を受け、アルメニア正教会の成立1700年を記念し同国立館にて大々的に「虐殺展」を開催し、アルメニア国家勲章を受章、2003年フランス国家勲章であるレジオンドヌール勲章を受章。2013年、フランス郊外で享年93歳で逝去しました。
4.ジャン・ジャンセンの代表作
- 踊り子シリーズ
- マスカラード(仮面舞踏会)
- 道化師シリーズ
- プロセッション(イタリアの宗教行列)
5.ジャン・ジャンセンの作品の買取査定ポイント
ジャンセン芸術はフランス内外で高い評価がされており、現在主要作品の多くがパリ市美術館に所蔵されているため、近年では佳作や原画などの入手は大変難しくなっています。そのため真作であれば、大変希少価値があると言えます。まずは真作証明があること、鑑定書があれば一番です。題材もポイントですが、ジャンセンの作品はバレリーナが人気のテーマとなります。サインの有無や状態の良し悪し、サイズの大きさも査定価格を左右します。リトグラフの場合はエデイションナンバーがあると価値のあがります。箱などの付属品があると、査定額は上がってきますのでぜひ確認ください。
代表的な査定ポイント- 真作証明があるか(鑑定書があるか)
- 人気のあるテーマであるか
- エデイションナンバーはあるか
- 状態は良好であるか
- サイズの大きさはどうか
6.ジャン・ジャンセンの作品の取引相場価格
『バレリーナ・ローゼ』は、リトグラフですが70,000円の高額で落札されました。人気のバレリーナシリーズで、シートに本人の直筆サイン入りです。エデイションナンバーはE.A 28/30、サイズは48cm×68cmです。『パメラ』もリトグラフですが、62,000円の高値で取引されました。直筆サインがあり、エデイションナンバーの記載があります。1983年作で画寸67cm×51cm、額寸93cm×73cm、シートのみですがコンディションは良好です。このようにジャンセンの作品は希少価値があり、高額の査定が見込めます。
7.ジャン・ジャンセンの作品の買取についてのまとめ
ジャン・ジャンセンは戦後のフランス具象画壇で活躍した巨匠であり、祖国アルメニアからは国家勲章、フランスから最高勲章であるレジオンドヌール勲章を受賞する輝かしい栄誉を持つ作家です。何よりも日本国内での人気は高く「安曇野ジャンセン美術館」が開館するほどです。しかし作品の多くがパリ市美術館に所蔵されているため、近年では佳作や原画などの入手は大変困難になっています。そのため真作であれば、大変希少価値があり、高額が十分に期待できます。作品をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご相談をお待ちしております。
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