ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』を売りたいお客様へ

ジャスパー・ジョーンズはポップ・アートやネオ・ダダの画家として知られ、地図や旗、数字など、普段の生活で見慣れたものをモチーフに作品を作りました。この『旗/frag』は星条旗を好んで40以上の作品を残したジョーンズの代表作であり、高値の査定が期待できます。

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2.ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』についての解説

『旗/frag』は2018年現在の国旗よりも星の数が2つ少ない1959年までに使用されていた星条旗をモチーフにした絵画で、ストライプの部分は新聞記事や広告がコラージュされています。この作品は1954年から1955年の間に、ジャスパー・ジョーンズが見た夢をもとに描かれました。ジョーンズは星条旗をモチーフに選んだ理由として、その形態はとてもシンプルなのに、さまざまな抽象的意味を持つことに興味をひかれたからだと語っています。また、彼はウォーホルやリキテンシュタインなどポップ・アートの芸術家たちと同じく「誰もが知っているもの」を題材に選んでいます。

3.ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』の作品の特徴について

『旗/frag』は一見すると油彩で描かれた星条旗であり、油絵具のでこぼこが目立ちます。まるで壁にペンキで荒々しく描かれた国旗を思わせ、さらに長年風雨にさらされて、朽ちているかのように見えます。しかし、よく見てみるとこの星条旗は新聞や広告などのコラージュのうえに描かれていることがわかります。土台として使われているのは、まったく政治とは関係のないありふれた記事や、商品の広告などです。ありふれた情報のうえに、少々ぶっきらぼうに描かれた星条旗は、国旗をよく見慣れていると考えている鑑賞者に、不思議な違和感を与えます。

4.ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』の相場価格について

ジャスパー・ジョーンズの数ある作品のなかでも星条旗をモチーフにしたものは特に人気が高くなっています。このシリーズの一つである縦42.7cm、横58.0cm の鉛のレリーフ作品は、画面左下にEd.16/60のエディション、 右下にサインと年代入りで、オークションにかけられた際に主催者側が予想した落札価格は250万円から300万円、最終的に370万円で取引された実績があります。この作品のほかにも星条旗をかたどったものを中心に、ジョーンズの作品全般は高額で取引されています。

5.ジャスパー・ジョーンズ作『旗/frag』についてのまとめ

普段、見慣れたものをモチーフにまったく違う印象のものを作り上げる、というポップ・アートでは主流だった手法を用いた芸術家のなかでも、ジャスパー・ジョーンズはその代表格と言えます。星条旗をモチーフにした作品群それぞれに違う印象があり、この『旗/frag』はそのなかでも特に印象的なもので、人気の高い作品です。もし作品をお持ちの方は、ぜひ査定に出してみることをおすすめします。