稲垣 仲静(いながき ちゅうせい)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.稲垣 仲静の作品を売りたいお客様へ

稲垣仲静は大正時代の日本画家です。若くして頭角を現し、細密な花鳥画や人物画を残しましたが、26歳で急逝したため現存する作品数はそう多くありません。美術館で回顧展が何度も開催されたことがある実力派の画家であり、新たな作品が発見されれば高額で取引される可能性があります。

このページの目次

2.稲垣 仲静についての解説

稲垣仲静は大正時代に活動した夭折(ようせつ)の画家です。父は日本画家、弟は染織家という芸術一家に生まれ、学生の頃から才能を認められていましたが、26歳の若さで急逝してしまいました。中国の宮廷画家の画風や洋画の技術を巧みに取り入れ、写実的で鬼気迫る人物画などを残しています。練馬区立近代美術館や京都国立近代美術館では回顧展が開催されたことがあります。

3.稲垣 仲静の歴史

稲垣仲静は1897年に京都で生まれました。父は日本画家の稲垣竹埠、弟は人間国宝の染織家・稲垣稔次郎です。京都市立絵画専門学校在学中から頭角を現し、1919年には第2回国画創作協会展に「猫」が入選を果たします。1922年には、堂本印象・岡本神草らと九名会に参加しました。同年6月に腸チフスのため26歳の若さで急逝し、惜しまれながらその生涯を閉じました。没後、『仲静遺作集』が刊行されました。

4.稲垣 仲静の代表作

  • 猫(1919年頃)
  • 太夫(1919年頃)

5.稲垣 仲静の作品の買取査定ポイント

稲垣仲静による真作であることを保証する鑑定書が付いていると、高額で査定される可能性が高まります。また、保存状態の良さも重要です。古い作品のため、破れ、折れがあったり、汚れや日焼けで傷んでいるかもしれません。綺麗な状態で保存された作品が発見されれば、より高値で取引される可能性が高いです。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書がついているか
  • 箱や袋がついているか
  • 破れや虫食いなどが少ないか
  • 汚れや日焼けで傷んでいないか

6.稲垣 仲静の作品の取引相場価格

稲垣仲静の日本画の取引例はほとんどないため、相場価格の推測は困難です。美術館で回顧展が何度も開催されているなど、歴史的価値と希少性は高いといえます。若くして没した画家であるため残された作品数は少なく、鑑定書付きの真作がひとつでも発見されれば、高額で取引されるかもしれません。また、額装されており保存状態のよいものであれば、価格が上がる傾向にあります。

7.稲垣 仲静の作品の買取についてのまとめ

稲垣仲静は才能を認められながらも、20代で夭折してしまいました。美術館で回顧展が開催されるなど、潜在的な人気は高い画家です。未だ発見されていない真作が出現すれば、意外な高値で取引される可能性があります。お手元に稲垣仲静の絵画作品をお持ちの方は、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。