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1.イリヤ・カバコフの作品を売りたいお客様へ

イリヤ・カバコフは、アメリカで活躍中のロシア系アメリカ人アーティストです。大規模なインスタレーションアートで知られており、他にもイラスト・コラージュ・ゴミや虫をテーマにした作品など多様な技法を用いています。日本でも度々個展が開催され、とても高い評価を得ました。

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2.イリヤ・カバコフについての解説

イリヤ・カバコフは、旧ソ連の社会主義国家に管理された人々の日常や風景を豊かに、どこかユーモラスに描きました。その作品は、画一的であることを求められたソ連人の退屈で滑稽な生活を主題としています。ソ連を出国しアメリカ人となった今、ソ連人の日常をいかに残していくかということが、創作の最大のテーマとなりました。

3.イリヤ・カバコフの歴史

イリヤ・カバコフは1933年、ウクライナソビエト社会主義共和国で誕生しました。ユダヤ人家系だったため、サマルカンドに避難すると、レニングラード芸術学校へ通い画を学び始めます。1953年頃からアーティスト活動を開始し、1962年に『不条理な図面』を制作すると、評価されるようになりました。1965年、イタリアでおこなわれた展示会に『シャワー』という作品を出展すると、後に彼の代表作となります。1989年、ソ連からアメリカへ移住し、現在はロングアイランドを拠点に制作活動をおこなっているようです。

4.イリヤ・カバコフの代表作

  • 不条理な図面(1962年)
  • シャワー(1965年)

5.イリヤ・カバコフの作品の買取査定ポイント

イリヤ・カバコフの買取査定では、画家の本物の作品であるかどうかが重要です。来歴や出品歴、美術誌への掲載歴などがわかると査定の際に役立つでしょう。作品サイズや保存状態も査定額を左右するポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • イリヤ・カバコフの本物の作品であるかどうか
  • 展覧会への出品歴や美術誌などの掲載歴
  • 作品の保存状態
  • 作品のサイズ

6.イリヤ・カバコフの作品の取引相場価格

イリヤ・カバコフの作品は、稀に国内外のオークションで取引がおこなわれています。国内のオークションに出品された1992年制作の素描作品『Construction “Musical instrument”』(額寸縦17cm×横22cm、サインあり)は、126,500円で落札されました。買取査定においても、代表的な作品やサイズの大きい作品、保存状態が良好であれば高額の査定となることが予想されます。

7.イリヤ・カバコフの作品の買取についてのまとめ

イリヤ・カバコフは、故郷のソ連に生きた人々の日常を風刺的に表現し、後世へ伝えていくアメリカの現代アーティストです。日本へもたびたび来日し、個展などの開催で注目されています。作品は高値が付く傾向にありますので、お持ちの方は査定に出されてみてはいかがでしょうか。