市原 義之(いちはら よしゆき)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.市原 義之の作品を売りたいお客様へ
市原義之は、風景や季節の草花をモチーフに、写実的な表現のなかにも独自の情趣があふれる傑作を数多く描き、高く評価されています。日展での入選は16回もの多数に上り、さらに、2012年には内閣総理大臣賞も受賞しています。現在、多くの美術ファンが作品を求めているため、査定では思わぬ高値がつく可能性があります。
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2.市原 義之についての解説
市原義之は、金沢市立美術工芸大学在学中の1965年、日展に『岬の花』が初入選し、日本画壇に鮮烈なデビューを飾りました。そして、若い才能は、日本芸術大賞など数々の受賞歴を誇る現代日本画の巨匠、下保昭に出会い、大きく花開きます。師匠の下保に大きな刺激を受けて生み出した傑作の数々は高い評価を受け、1972年には『日暮れ』が外務省買上げになりました。また、東京、京都、名古屋、徳島などで個展も多数開催し、大きな反響を呼んでいます。
3.市原 義之の歴史
市原義之は、1943年に徳島県に生まれました。1966年に金沢市立美術工芸大学日本画科を卒業したのち、1968年に日春展で『工場』が初入選を果たします。その後、1973年、1979年に日春展奨励賞を、1978年に日春賞を受賞しました。さらに、1980年の第12回日展で『水辺』が、1982年の第14回 日展で『洩れる』が特選を受賞し、画壇に旋風を巻き起こしました。1995年、1999年には日展審査員の重責も果たし、現在は、日展会員として現代日本画界のさらなる発展にも尽力しています。
4.市原 義之の代表作
- 岬の花
- 工場
- 水辺
- 洩れる
5.市原 義之の作品の買取査定ポイント
市原義之の作品では、風景画のほかに季節の草花を描いた作品も人気があり、なかでも暖かな色合いの草花の画は、高額で取引されているようです。人気の画家であることから、模写や真贋不明の作品の存在も懸念されており、買取査定の際は真贋判定が重要になります。正式な鑑定書などの付属があれば、高額での買取となる可能性が高くなります。また、一般的には、額や共シール、タトウ箱などの付属品が揃っていれば、査定額の上乗せが期待できるでしょう。
代表的な査定ポイント- 人気のある暖かな色合いの草花の画か
- 正式な鑑定書などが付いているか
- 額や共シールなどの付属品が揃っているか
- 作品の保存状態は良好か
6.市原 義之の作品の取引相場価格
現在、市原義之の真作を求める愛好家の熱が高いにも関わらず、作品が一般市場に出回ることは少ないため、真作の希少価値は高まっています。また、暖かな色合いの草花の画は人気を集めており、真作であれば高値で取引される傾向があります。例えば、作品のサイズが60.6cm×45.5cmの『春』は、春の草花に蝶が遊ぶ様子が明るい緑色と黄色で表現されている作品で、付属品として額と箱がついており、38,500円で落札されました。さらに、作品のサイズが53cm×40.9cmの『福寿草』は、暖かな黄色の色合いの作品で、付属品として額のほかに共シール、タトウ箱も揃っていたこともあり、93,000円で落札されています。
7.市原 義之の作品の買取についてのまとめ
写実表現に真摯に向き合った市原義之は、自然が内包する叙情をも画面に表現することに成功したといえます。見る者に心の原風景を思い出させる傑作の数々は、個展などを通して、現在も新たなファンを増やし続けています。暖かい色合いが基調の草花の画などは人気が高い傾向にありますが、希少価値の高い真作の日本画であればいずれも高額での査定が期待できます。お手元に市原義之の作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをおすすめします。
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