平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』を売りたいお客様へ

平山郁夫は昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。仏教やシルクロード、世界遺産などをテーマに壮大なスケールの日本画を数多く描きました。とくに国境や民族を越えた平和への祈りが描かれたシルクロードのシリーズは、代表作として人気の高い作品です。

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2.平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』についての解説

平山郁夫はシルクロードを題材にキャラバンや砂漠、遺跡の風景などさまざまな作品を描いています。その中で『アフガニスタンの砂漠を行く・月』は、月明かりの中、夜の砂漠を行くキャラバンが描かれた紙本彩色の日本画です。サイズが縦171cm×横364cmの非常に大きな作品で、対照的な『アフガニスタンの砂漠を行く・日』とともに平山郁夫シルクロード美術館に収蔵されています。市場にはもう少し小さいサイズのさまざまな版画作品が出回っており、限定100部の縦42.5cm×横91cmのリトグラフなどもあります。

3.平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』の作品の特徴について

『アフガニスタンの砂漠を行く・月』は、全体が平山ブルーといわれるあざやかな青で表現されています。星空が瞬き、中央上に輝く満月の明かりの下、右方向に進む7人のキャラバンが描かれています。幾重にも重なった砂漠の丘を背景に、奥側ではらくだに乗った6人の男性が一列になって進み、手前には白馬に乗った男性が浮き立つように先導しています。白馬の男性の鞍に敷かれた布地は赤く、縁取りと模様が金糸でされているなど豪華なことから、アフガニスタンの族長と思われます。全員が白い服にターバンを巻きあごひげをたくわえた男性で、少しぼかして描かれた服や白馬の白が映え、エキゾチックな雰囲気です。隊列の足元には細かな風紋があり、らくだの影が映し出されています。人工的な明かりのない満月の夜、果てしない砂漠を進む隊列が、平山郁夫のシルクロードへの憧憬を感じさせる作品となっています。

4.平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』の買取相場価格について

平山郁夫はシルクロードや世界遺産などをモチーフにした作品を数多く描いていますが、肉筆の日本画作品はなかなか市場に出ない傾向にあり、その人気の高さから版画などの作品がネットオークションや市場で取引される可能性が高くなっています。オークションで落札された実例については、『月明のらくだ』が4,000万円もの高い価格で落札されました。サイズが縦52.9cm×横72.4cmの紙本彩色の日本画作品です。オークション主催者側の落札予想価格は3,500万円から4,500万円とのことで、真作であれば4,000万円前後の非常に高額な査定も期待できます。

5.平山郁夫作『アフガニスタンの砂漠を行く・月』についてのまとめ

月明かりの中シルクロードを行くキャラバンを描いた平山郁夫の『アフガニスタンの砂漠を行く・月』は、肉筆画であれば数千万円、リトグラフなどの版画作品でも十数万から数十万の高額査定の可能性もあります。このような作品をお持ちの場合は、査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。