Henri Matisse(アンリ・マティス)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.アンリ・マティスの作品を売りたいお客様へ
アンリ・マティスは、20世紀をに活躍したフランスの画家です。パブロ・ピカソと並んで革新的な作品を発表し、高い評価を得ました。マティスの固定概念に捕らわれない色彩の表現は多くの画家に影響を与え、「色彩の魔術師」と呼ばれる所以となりました。日本でも人気のあるマティスの作品は、査定でも高値を期待できます。
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2.アンリ・マティスについての解説
自然を愛したマティスは、写実的な作風を当初目指していましたが、後期印象派の影響を受けて色彩を開放した独特の作風を確立します。1905年、前衛的な美術展覧会でアメリカやロシアの美術界から高く評価されたことで、その名を広めていきました。積極的に色彩を追及し続けるなか、その効果を得るため次第に形は単純化されていき、晩年は切り絵の作品制作へと発展させています。
3.アンリ・マティスの歴史
アンリ・マティスは、1869年フランスのル・カトー=カンブレジに生まれました。1891年にパリの私立美術学校アカデミー・ジュリアンに入学して絵画の技術を学び、官立美術学校エコール・デ・ボザールへの入学を目指しました。結果的に不合格となりましたが、熱意を評価され、特別に個人指導を受けます。その間に色彩への探求をはじめ、1905年に第2回サロン・ドートンヌへ『帽子の女』を出品します。この作品はフォーヴィズムという芸術様式で呼ばれ、マティスが注目をされるきっかけをつくりました。後年は、自然に囲まれたアトリエで過ごすなかで色彩と同時に形を追及する切り絵に到達し、晩年までに『ジャズ』などの作品を多数残しています。1954年、心臓発作でその生涯を閉じました。
4.アンリ・マティスの代表作
- 帽子の女(1905年)
- 緑の筋のあるマティス夫人の肖像(1905年)
- ダンスI(1909年)
- 大きな赤い室内(1948年)
- かたつむり(1952年~1953年)
5.アンリ・マティスの作品の買取査定ポイント
アンリ・マティスは人気の高い画家であるゆえに、日本の売買市場では油彩画や切り絵の真作などは数が少なく、模写や真贋不明の作品が出回っている傾向にあります。そのため高値での買取には、まず真作であることが条件となるので、鑑定書の付属などがおすすめです。
代表的な査定ポイント- 正式な鑑定書が付いているか
- 保存状態は良いか
- 人気のある油彩画または切り絵作品であるか
- 額などの付属品は付いているか
6.アンリ・マティスの作品の取引相場価格
アンリ・マティスの作品は、海外の売買市場で数多く取引されています。1923年に制作された『Odalisque couchée aux magnolias』は、約8千ドル(約86億円)で取引されました。サイズは縦60.5cm×81.1cm、過去の所蔵歴が判明している大作です。アンリ・マティスの作品は、日本の売買市場にあまり出回っていないため希少価値も高く、真作が発見されれば高額の査定が付くでしょう。
7.アンリ・マティスの作品の買取についてのまとめ
アンリ・マティスは、生涯に渡って色彩の可能性を探求し、「色彩の魔術師」と称されるほど、現在まで多くの画家に影響を与えてきました。マティスの作品は、どの年代のものでも人気があり、高値での買取が予想されますので、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。
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