Henri Fantin-Latour(アンリ・ファンタン=ラトゥール)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Henri Fantin-Latourの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

アンリ・ファンタン=ラトゥールは、19世紀後半にフランスで活躍した画家です。ロマン主義ならびに写実主義の芸術家を描いた集団肖像画が有名で、芸術的マニフェストとしての新しい肖像画スタイルを確立しました。花々を描いた静物画や音楽に想を得たリトグラフの制作にも優れた成果を残し、その作品はフランスを中心に多くの美術館に所蔵されています。

このページの目次

2.Henri Fantin-Latourという絵画作家について

アンリ・ファンタン=ラトゥールは、まず、芸術的信条を同じくする画家たちを威風堂々と描いた集団肖像画によって知られ、芸術のマニフェストとしても機能する新たな肖像画の作例を生み出しました。花々や果物を描いた静物画は、創意工夫を凝らしたモチーフ選択と配置、穏やかな色使いが大変人気となり、また、ベルリオーズやシューマン、ワーグナーの音楽から着想した幻想的な油彩画や版画にも優れた作品を残しています。

3.Henri Fantin-Latourの絵画作家についての経歴など

1836年にグルノーブルに生まれたアンリ・ファンタン=ラトゥールは、パステル画家であった父に手ほどきを受け、のちにパリでオラース・ルコック・ド・ボワボードランに師事しています。1861年以後サロンに出品を続け、1863年はマネの『草上の昼食』も展示された「落選展」に参加しています。1876年に結婚し、妻の実家のあったノルマンディーのビュールで毎夏を過ごすようになりました。1904年にビュールで亡くなり、パリのモンパルナス墓地に埋葬されました。

4.Henri Fantin-Latourの絵画代表作品とは

  • ドラクロワ礼賛(1864年)
  • キャラフ、果物、花々のある生物(1865年)
  • バティニョール街のアトリエ(1870年)
  • テーブルの端(1872年)
  • ピアノの周りで(1885年)

5.Henri Fantin-Latourの絵画作品の買取査定ポイントを解説

アンリ・ファンタン=ラトゥールの買取査定にあたっては、まずは画家の本物の作品であるかどうかが重要です。来歴や出品歴、掲載歴がわかると査定の際、高額な評価につながる可能性があります。素描や版画よりも油彩画が、小さい作品よりも大きい作品が査定額が高くなる傾向にあります。油彩画では剥落やヒビ、素描では、シミや破れなどがないかも査定額に反映されます。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • アンリ・ファンタン=ラトゥールの本物の作品であるかどうか
  • 素材、技法は何か
  • 展覧会の出品歴や雑誌などの掲載歴があるかどうか
  • 作品に欠け、シミ、日焼け、カビなどがないかどうか
  • 出来栄えが良いかどうか

6.Henri Fantin-Latourの絵画作品の取引相場や参考価格

アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品は静物画を中心に海外オークションにてしばしば取引があり、1876年制作で61cm×73cmの『花々と果実』は、2008年のサザビーズのオークションでは193万500ポンド、日本円で約2億4,000万円で落札されています。日本国内の画廊やオークションでもリトグラフを中心に取引があり、32.5cm×39cmの『裸婦』は、23件の入札があり、約2万7,000円で落札されています。ファンタン=ラトゥール作品は複製画としても大変人気がありますので、複製画の精度や出来栄えによっては、積極的な買取の対象になるでしょう。

7.Henri Fantin-Latourの絵画作品の買取についてのまとめ

アンリ・ファンタン=ラトゥールは、19世紀半ばの芸術潮流の貴重な証言である集団肖像画や華やか且つ落ち着いた静物画、幻想性溢れるリトグラフなどの多彩な制作によって、フランスの近代美術に偉大な足跡を残しています。ファンタン=ラトゥールの作品は、花々の静物画を中心に、複製画の対象としても広く愛されていますので、お手元に関連の作品がありましたら、ぜひ一度査定のご相談をお寄せください。

その他の絵画について